安藤忠雄展 挑戦。
大規模な展覧会であった。「原点」から「光」、「余白の空間」、「場所を読む」、「あるものを生かしてないものをつくる」、そして「育てる」、という6つのセクションで構成された安藤忠雄展、見応えがあった。
安藤忠雄、今年77歳となる。が、自らの展覧会のタイトルに「挑戦」という言葉を組み入れている。枯れないんだ、まったく。
地下鉄乃木坂の駅から国立新美術館への地下通路には、このポスター。
国立新美術館の中には、このポスター。
「安藤忠雄展。挑戦」。
安藤忠雄、建築の専門教育を受けていない。が、その代わりにしたことがある。
安藤忠雄、プロボクサーとなった。そして、都合4年に亘り欧米、アフリカ、アジアを放浪した。
伊東忠太然りであるが、建築家たるもの年単位の海外放浪は必要条件であるようだ。
私もそのような男に会ったことがある。年末年始のパリでの小さな宿、「建築設計事務所を辞めあちこちの建築を見て回ってます」、という若い男に行き会った。あの時の若い男、今どうなっているであろう。
安藤忠雄の作品。
左から、「住吉の長屋」(文化勲章を受け、東大名誉教授であり、国内外から多くの栄誉を受けている安藤忠雄の原点となった作品である)、「表参道ヒルズ」、「直島ベネッセハウス」。
左から、「水の教会」、「プンタ・デラ・ドガーナ」、「希望の壁」。
プンタ・デラ・ドガーナの模型。
会場途中で外へ出て「光の教会」へ。
安藤忠雄、「光の教会」を原寸大で再現した。
中へ入る。
暗闇の中・・・
安藤忠雄得意のコンクリ打ちっぱなしにスリット。
面白い。
どういうことか何人かの人がかたまっている。
光りの教会の外へ出る。
光りの教会の真裏から。
会場へ戻る。
若い人が多い。
安藤忠雄の挑戦、若い人に引き継いでもらわねば。
会場内、直島のプロジェクトに関しては撮影が許されている。
直島だ。
アートの島。
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安藤忠雄とベネッセとのコラボ。
安藤ミュージアム。
安藤忠雄の思いが煮詰まっている。
李禹煥(リー・ウーファン)ミュージアム。
草間彌生の≪南瓜≫。
今では使われていない小さな桟橋の先端に置かれている。
自然。心安らぐ。
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安藤忠雄、瀬戸内直島、ピタリとくる。
音声ガイドも安藤忠雄自身のものであった。
大阪訛りで饒舌に語る安藤忠雄、その語りを堪能した。