第20回文化庁メディア芸術祭(1) シン・ゴジラ + 3。

アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門で才能を見いだそうという文化庁メディア芸術祭、第20回となる今年は、世界88の国と地域から4034作品の応募があったそうだ。

メーン会場は、東京オペラシティー。
ウワッ、デカい人がいる。

東京オペラシティーのアートギャラリーには、4部門それぞれの大賞、優秀賞、新人賞、それに功労賞4名、合計27点の作品が展示されている。
受賞23作品中の何点かを。初っ端は「シン・ゴジラ」+3、計4作品を。。、

オペラシティー3階の会場へ入る。
と、目の前にこれ。
この黒と赤、シン・ゴジラだ。

やはり、シン・ゴジラである。
庵野秀明が総監督を務めた「シン・ゴジラ」、エンターテインメント部門の大賞を取っていた。
キネマ旬報の2016年度日本映画第2位にも選ばれている「シン・ゴジラ」、エンタメ大賞、当然である。

ゴジラ、多摩川を越えていく。

ゴジラ、車など踏みつぶして進んでいく。
国の危機管理の何たるか。自衛隊と在日米軍のどうこう、ということもあったような気がする。石原さとみが扮したアメリカ大統領特使という肩書の日系アメリカ人も、ホンマかいなと思いながらも面白かった。
エンタメ、面白くてなんぼである。

ゴジラを見つめるこの若い男も決まっている。

ゴジラ。




これは何であるか。

よく分からないが、どこか惹かれる。

こういうものでした。
「デジタルシャーマン・プロジェクト」、エンタメ部門の優秀賞を取っている。

死んだ人をロボットに憑依させ、49日の間共生できる作品だそうだ。
不思議。

ロボットのこの顔つき、シャーマニズムの何たるかが今ひとつ、ということなのか。




いきなり現れる「月に吠えらんねえ」、というタイトルが面白い。

マンガ部門新人賞のこういう作品なんだが。

萩原朔太郎、室生犀星、三好達治、・・・、・・・。

三好達治、萩原朔太郎。

室生犀星、北原白秋。
著名な彼らを摸した「□(シカク:詩歌句)」街のキャラクターが・・・、というものである。
が、よく分からない。難しい。
ただひとつ分かるのは・・・

萩原朔太郎のこの字。
ハガキに伸び伸びと記されたこの文字。その下手さ、私とおっつかっつ。嬉しくなってしまう。




ひとりの男が前面のモニターを見ている。

こういう作品。
アニメ部門の新人賞を取っている。ブルガリアの作家。

色へのこだわりはハンパじゃない。

モニターの映像。

「水平線の叶わぬ愛」、なのかな。

日がな一日、色や線のことを考えているのであろう、ブルガリアのこの男も。


ティラーソンの「前提条件をつけずに北朝鮮と対話する用意」、との発言が波紋を呼んでいる。
遅かれ早かれトランプ、国務長官・ティラーソンを解任するであろう。ティラーソンにとってもそれは望むところ。あの”moron”(まぬけ、うすバカ)のトランプなんかとはこれ以上やれない、という思いでいるであろうから。
いわば個人商店の社長のトランプに較べ、オレは巨大企業・エクソンモービルのCEOをやった男、トランプごときとは格が違う、と思っているよ、ティラーソンは。
ティラーソン、さっさと出ちゃえ。