湖北・長浜逍遥(6) 曳山博物館と黒壁スクェア。

安藤家からゆっくりと歩いて5分ばかり、曳山博物館がある。

オープンは5年前という曳山博物館、曳山の展示ばかりでなく、曳山の修理ドックとしての役目も担っているそうだ。

入ってすぐ。

曳山祭のはじまりは・・・

曳山、13基あるようだ。
その内、4基が展示されている。

大手町組の壽山。

舟町組の猩々丸。

宮町組の高砂山。

北町組の青海山。
平成30年修理予定で収蔵中、という立札が出ていた。

青海山の下部。案外下の部分の丈が高いんだ。
長浜の13基の曳山、それぞれ○○山、○○丸、○○楼、○○殿、と名づけられている。その内4基を見ただけであるが、いずれも気合が入って豪華。

一般に浄土真宗の仏壇は大きなものが多いが、この仏壇も大きい。
しかし、なぜ曳山博物館に仏壇があるのか?

こう答えてくれる。
長浜仏壇(浜仏壇)と曳山、お互いにその技術を高めあってきたんだ。

そうなんだ。

長浜といえば秀吉。
秀吉のこと、どこかで触れねばならないのだが。


5時となり、博物館は閉館。
秋の陽、ぐずついたお天気具合でもあり、ほの暗い気配も忍び寄る。
ゆっくりとホテルへ戻る。

このような町中を。

ここも。

何を商っている店であったであろうか。
灯が点いている。

その2階にこのようなものが。
「太閤ひょうたん」と記されている。秀吉の千生り瓢箪だ。

このあたり、黒壁スクェアと呼ばれている一角。

そのコンセプトは倉敷の歴史地区と同じようなものであるが、長浜の方がより「民」を感じると言えようか。

このような街並みを見ていると。

火への備えも。

それにしても人がいない。
まだ5時すぎなんだが。

安藤家の前を通り、ホテルへ戻る。
この日は、これにて終わり。