スノーデン。

2013年6月3日、エドワード・スノーデンはアメリカ政府に対して戦いを挑んだ。仕事も恋人も、もちろん国も何もかも捨てて。

エドワード・スノーデン、史上最大の告発者と言われる。
スノーデンの暴露、告発、世界中が驚いた。
世界中のメール、SNS、通話、その他あらゆる情報が、個人であれ、組織であれ、国であれ、すべてが監視されている、という。たとえアメリカの同盟国であろうとも。監視プログラムによって。
1983年生まれのエドワード・スノーデン、この時29歳である。NSA(アメリカ国家安全保障局)、CIA(中央情報局)の元局員である。とても優秀なITの専門家である。
CIAのハワイの組織で勤務していたエドワード・スノーデン、休暇をとり香港に行く。すべてを捨て、自らの国・アメリカを告発するために。
香港、微妙な立ち位置にある。中国からは圧力を受けているが、一国二制度の原則は守られている。で、スノーデンも香港へ。
英紙「ガーディアン」の記者などと接触、世界中の個人情報、公の機密情報などあらゆる情報が監視され、盗みだされていることを世界に向けて公表する。

『スノーデン』、監督はオリバー・ストーン。
『プラトーン』、『7月4日に生まれて』のオリバー・ストーン。50年ほど前、今とおそらくそう変わっているとは思われない。
それにつけてもコピーした情報を外部に持ちだす際、ルービック・キューブを用いていたが、はたしてあんなことが通用するのか。映画としては面白いが、あのようなことあったのか。不思議。

エドワード・スノーデン、ハッカーか、スパイか、ヒーローか、愛国者か。ここにはないが、この上下に兵士か、裏切り者かという言葉もある。
いずれの言葉もエドワード・スノーデンを捉えている。
アメリカからのお尋ね者となったスノーデン、ロシアに亡命している。アメリカから飛んできた恋人と共に。ロシアへの亡命も期限が限られている。
スノーデンの戦いはこれからも続く。


乳がんで闘病中の小林麻央さんが死んだ。
亭主の市川海老蔵が、舞台の合間に記者会見をしていた。涙を拭いつつ。役者魂を見た。
小林麻央さんのブログが多くのがん患者に力を与えている、という。なんの支えにもならない私のブログとは月とスッポン。
がんでは、私も胃の3分の2を切除している。カミさんも乳がんで片方の乳房を切除した。が、幸いなることに、私もカミさんも生きている。
34歳で旅立った小林麻央さん、その無念を思う。


沖縄慰霊の日。
沖縄戦没者追悼式が、沖縄戦最後の激戦地・糸満市摩文仁の平和祈念公園で行われた。
沖縄県知事・翁長雄志と内閣総理大臣・安倍晋三、同席していた。気まずそうな顔つきで。


東京都議選が告示された。
小池百合子とくっついたり離れたり。皆さんご苦労さんです。