My,ポップアート アンディ・ウォーホル(?)もビックリ展。

銀座6丁目のギャラリーGK、年に何度か多くの作家の小品展を開いているが、そのタイトルはすべてギャラリーの女性オーナーがつけている。いつか、ご本人からそう聞いた。
”誰それ(?)もビックリ”展は、得意技のひとつである。

ここ1、2年も、”フェルメール(?)もビックリ”展や”シャガール(?)もビックリ”展が催された。
で、先般5月半ばには、”アンディ・ウォーホル(?)もビックリ”の”My,ポップアート”展となった。

表通りから横道へ入り、今一度横道へ折れる。
道幅は狭い。ギリギリこのアングルが精一杯。

こちら側から。

ギャラリー内、多くの作品が展示されている。
しかし、そのいずれも、アンディ・ウォーホルがビックリするようなものはなかったよ。名前の後に”(?)”がついていることで、それはそれであるが。お気持ちは分かるがねー。

こちら側の作品も。
左の方に犬飼三千子の作品がある。

犬飼三千子の作品、左から≪青の炎≫、≪流れ≫、≪何を掛けるかな≫。
ウーン犬飼、これじゃウォーホルはビックリしないよ。
もっとも、ウォーホルの後に”(?)”がついているんだから、「それでシャカリキになるヤツいるっ?」ってことなんだが。

唯一小川めぐみさんのこの作品だけは、アンディ・ウォーホルをビックリさせていた。
その絵ではない。左右2枚の作品のタイトルが、である。
小川めぐみの作品、(右)は、≪マリリン ハイ&ロー 人生はギャンブルだー≫、(左)は、≪アンディ・ビアホール 脳内ビアだらけ≫。
このタイトルなら、アンディ・ウォーホルもビックリしたのじゃなかろうか。

ギャラリーGKを出る時に気がついた。
今回展の下に「若冲展」のポスターが貼ってある。”アンディ・ウォーホル(?)もビックリ”のギャラリーにまで、若冲展浸透してきていたのか。
困ったことである。


イチロー、日米通算4257安打、メジャーリーグのピート・ローズの記録を破った。
今日、2安打。その取り合わせがよかった。
1打席目、打ち損じの打球がボトボトと転がる。キャッチャーが取り1塁に投げるが、イチローの足が勝る。9回の第5打席目は、ライト線への鋭い打球。共にイチローらしいヒット。
記録を破られたピート・ローズが、メジャーと日本のプロ野球の違いについてどうこう言っているようだが、イチロー自身、そんなことは先刻承知。ピート・ローズ、大人にならなきゃ。
その大人度においても、イチロー、ピート・ローズを抜き去った。