吉備の国アート巡り(24) 風と水、三分一博志の建築。

直島には、安藤忠雄を含めさまざまな建築家の作品がある。そのひとりが三分一博志。
三分一博志、建築を考える時、まずその場所にある「動く素材」を見ることから始める、という。「動く素材」、風や水のことである。

三分一博志の「直島建築 + The Naoshima Plan」も瀬戸内トリエンナーレ2016に参加している。正確に言えば、それを記念し先般造られた。

面白い建築、不思議な形だな。
三分一博志設計の直島ホ−ル。

入口へ向かう。

直島ホール、こういう建物なんだ。
三分一博志による直島の多目的ホール。

直島ホールの中へ入る。

左の方も。

天井の方を見る。

穴が開いている。

風の穴なんだ。

こういう角度から。

なるほど。

ヒノキの床。
美しい。

床の端と土間。

なるほどなー。

こういうことなんだ。

土間・三和土、美しい。
直島でとれる天然の塩の副産物である「にがり」を用いた、という三和土、コンテンポラリー・アートとも見える。
途中であるが眠くなった。明日続ける。


外から帰ってきて9時のNHKニュースを見ていたら、またも舛添要一のセコい疑惑が報じられている。
なんでも舛添要一、ネットオークションで多くの美術品を買っている。キース・ヘリングの手紙も含まれている。
これは、ヤバい。
キース・ヘリングの手紙を政治資金で買うなんて、これは完全にアウトである。
昨日、舛添を都知事に擁立した自民、公明の谷垣禎一と山口那津男が舛添要一に苦言を呈した。苦々しく。
谷垣禎一や山口那津男が、コンテンポラリー・アートに通じているがどうかは知らない。が、もしコンテンポラリー・アートに通じていたら、苦言どころじゃすまない。怒り心頭に発していたであろう。自民、公明の両党、完全に舛添要一を見切るに違いない。
舛添要一、政治資金での美術品の購入は、外国の要人へのツール、贈物としてや資料としてのためであると語っている。
キース・ヘリングの手紙、どのような外国の要人への贈物にしようとしたのか。ふざけんじゃない。キース・ヘリングの手紙、浮世絵の版画じゃないんだ。外国人への贈物になんかなるワケがない。
何日か前、ジャン・ミッシェル・バスキアの作品が、スタートトゥデイのCEO・前澤友作によってニューヨークのオークションで62億円で落札された、ということを記した。
キース・ヘリング、ジャン・ミッシェル・バスキアと同時代ニューヨークで輝いたアーティストである。共に短い生を駆け抜けた。バスキアはドラッグの過剰摂取で28歳で死に、キース・ヘリングはHIVで31歳で彼岸へと旅立った。
バスキアの作品は62億円で落札された。将来、キース・ヘリングがらみのものもその値は上がるであろう。舛添は、投資と考え買ったのであろう。それを国民の税金が入っている政党助成金が入る政治資金で買っている。セコさ、ズルさも極まれりである。
今ごろ舛添要一は、明後日にはどう言い逃れようか、と考えているであろう。
が、キース・ヘリングの手紙を公金で買うなんて、不思議ですむことではない。
あり得ない。
ホント、清原に代わり舛添を罪に問いたい。求刑2年6か月、と。