吉備の国アート巡り(21) 家プロジェクト「はいしゃ」。

家プロジェクト「はいしゃ」って、もともと歯医者をやっていた家だったのだそうだ。その家が廃屋になっていたのを大竹伸朗に任せ、再生したものという。
大竹伸朗に再生を委ねる。さすがベネッセ、太っ腹。
絵画、彫刻、音楽、文筆、・・・、表現に関しては何でもこいの才人・大竹伸朗、ゴミ拾いも得意中の得意である。歯医者であろうと骨接ぎであろうと、その再生は任せておくれってものである。

道の向こうに「はいしゃ」が見える。

家プロジェクト「はいしゃ」。
大竹伸朗の手になる再生作品。

タイトルは、≪舌上夢/ボッコン覗≫。
その意、解るような解らぬような。

ずる長い上着にだぼだぼのパンツ、ずり落ちそうなリュックを背負っているこのお嬢ちゃん、大竹伸朗の作品とピタリ、マッチする。

大竹伸朗、幾つもの仕掛けを用意している。

「石橋」を出たところで会ったこの二人連れ、また会った。

壁面。
大竹だ。

裏側へまわる。
7Fとか2Fとか、3Fとか6Fとか、どこかから拾ってきたのかな。それより、窓の中を見てください。

この尖った冠にトーチ、吹き抜けになった2階部分に突き出している自由の女神である。
ニューヨーク、リバティ島を思うが、行ったことがないピョンヤン、万寿台をも頭に浮かぶ。リバティ島の自由の女神と共に、万寿台の巨大な金日成像もが頭に。
大竹伸朗の作品、案外北朝鮮にフィットするんじゃないか、なんてことが頭に浮かぶ。キッチュ国家・北朝鮮、大竹伸朗を招き、制作を依頼しないかな。
面白い作品ができると思うよ。

その横の外壁。
うどん・軽食。Delicaのネオン管。

表側、正面から「はいしゃ」を見る。
左のおじさん、来る人来る人に説明をしている。が、そのポリシー、若者重視、年寄軽視に見えたな。

正面、ネオン管の下。

このお嬢さんも「石橋」を出たところで行きあった。

大竹だー!

「はいしゃ」、前夜立ち寄った光が入った模様も、ひとつ載せておこう。
公開されている本村の家プロジェクト、すべて廻った。これで打ち止めとする。
が、アートサイト・直島、まだ幾つかのサイトがある。あと5、6日、それを続ける。


東京都知事・舛添要一、釈明の会見をした。
実情は、言いわけ。
2年続けて正月、千葉の温泉旅館のスイートに泊まっている。家族4人で。その経費を会議費としていた。誰と、何人でということについては、「政治の機微、プライバシーが」、として答えなかった。
苦しい言い逃れである。
天婦羅やや寿司やでの個人的飲食も会議費などにしていた模様。
会計責任者のミスを見逃していた、との釈明だ。見苦しい。
外遊に何千万もの金を使い、他県の知事からはあきれられている都知事の舛添要一、セコイ。
金がないわけでもないだろうに、家族旅行の宿代を公の経費としたり、個人的に飲み食いしたものを会議費などとする。
「庶民感覚からはずれている」、なんてことを言う人が多いが、そうじゃない。
舛添要一、セコイんだ。個人として食った、たかが数万円の飲食代を会議費なんてことにしていたのだから。
舛添要一、東京を世界一の都市に、2020年のオリンピック、パラリンピックに向けてなんてことを言っている。
ふざけんじゃない。
こんなセコくてチンケな男がトップを務める都市でオリンピックやパラリンピッが行われるなんて、見たくない。
東京の首長、必ずしも人格高潔な人でなくてもいい。多少ほころびのある人でもいい。
しかし、ズルをする人はいけない。
私は、変わったヤツは受け止めるが、ズルをする品性下劣なヤツは認めない。
東京都民の品性、試されている。