吉備の国アート巡り(7) 倉敷民芸館。

久しぶりの倉敷民芸館。

企画展は「スリップとイッチン」。

倉敷民芸館、平目地瓦張の壁に倉敷窓。

入口。

その右手にはこのようなものが。
倉敷美観地区の古民家再生の第一号なんだ。

幾つもの米蔵に囲まれた小さな中庭。
その美しさ、目を瞠る。

右手の方から。

すぐ2階のこの部屋へ。

この階段を使って。

ここには岡山のやきものが。

格子の間から倉敷川が見下ろせる。
ゆっくりと、川舟流しが行きすぎる。

ここには木工品とかご。

東洋のものばかりじゃなく、西洋のものも。

格子を通し中庭が見える。

テーブルの上中央に、表の企画展の看板に使われているスリップウェアの≪両手付鉢≫が見える。17−18世紀、イギリスのスリップウェア。

ここにも18−19世紀イギリスのスリップウェア。

スリップウェア、火にじかにかけて料理をし、そのままテーブルに乗せた日用雑器。

この部屋の左のケースには、イッチンが並ぶ。

島根県舩木窯のイッチンの皿。
イッチン、化粧土を絞り出し、やきものの表面を立体的に飾る技法。

この棚・・・

このようなものだそうである。

この棚は、薬缶などの金工品。
日用雑貨、味がある。

この引き戸の横には・・・

こう記されている。
ガラガラと引き戸を開け、中庭へ出る。

路傍の小さな石仏が並んでいる。

やや首をかしげたこの小さな仏さまも。

中庭の端の方には、このような場、空間も。

厠、トイレも。

昭和23年に開館した倉敷民芸館、東京駒場の日本民芸館に次ぐ我が国2番目にできた民芸館である。
初代館長は、外村吉之介。約1万5千点のほとんどは、外村の収集品だそうだ。
展示品もさることながら、その入れ物・建物の蔵自体が得も言えぬ民芸品。