6年目に入った。

大震災から5年が経ち、今日から6年目に入った。
今日の朝刊に福島県の広告が出ている。

<あなたの思う福島はどんな福島ですか?>。
全面広告。赤べこがいる。全国紙5紙すべてに出したそうだ。

いろいろあるけど、福島へきてくれ、と。ふらっと。

原発の問題には、さらっと触れているなって感じである。
それに引き換え、ほぼ毎月のように反原発の新聞広告を出している企業がある。全国紙ではなく、全面広告でもないが、ずーっと、今でも。
ちょうど2年前の今日、<おせっかいながら、こういう新聞広告が>、というタイトルのブログを記した。業界紙に出ているカタログハウスの企業広告を取りあげた。カタログハウスのオーナーである斎藤駿のことも。
業界規模6兆円を超える通販業界、昨今は、昨年息子に社長の座を譲ったジャパネット高田の前社長や楽天の創業者社長・三木谷浩史が知られている。が、ひと昔前には、カタログハウスの創業者社長であった斎藤駿が、ユニークな社長として知られていた。商売が上手いのに、筋金入りのレフティー・左翼ということで。
もちろん、反原発。斎藤駿、チェルノブイリの子供たちにも5億円ばかりの金を集め贈っていた。
福島へも。反原発の声は続け続ける。

ひと月ほど前の業界紙への半3広告はこれ。
<原発にさよなら 今すぐ>、<その12>、となっている。
ひとつの広告、3か月ほど続けて出している模様。足かけ3年で、<その12>までになった。
この広告は、おそらく、終わらない。”その13”、”その14”、と続いていく。
カタログハウスのオーナー・斎藤駿が死ぬか、福島第一原発の廃炉が完了するまでは。いや、福島第一原発の廃炉が終わっても、日本から原発が消え去るまで。
カタログハウス、福島支援ショップも作っている。新宿に。店名は、「本日! 福島」。
私、カタログハウスから何の借りもない。また、頼まれたワケでもない。が、また、”おせっかいながら”、といったことを記してしまった。


福島ではないが、岩手の「プロジェクトNext」の打越岳さんも活動を続けている。
打越さん、大震災の10か月後、遠野に訪ねた歯医者さんである。
”顔が見える支援”の「プロジェクトNext」を立ち上げた打越さんの活動も、6年目に入った。