スウー、フラー。

昨日は夕刻から家で酒を飲んでいた。夜のテレビニュースでは、「今日はいい風呂の日であります」、ということを話していた。11月26日はゴロ合わせで”いい風呂”となる、と。翌日は人と会う用もあるし風呂に入ろう、と思った。
酒を飲んだら風呂に入っちゃいけない、ということは知っている。
酔っぱらって風呂に入って死に損なった、という人の話を聞いたことがある。それほどではないが、私も以前、「あれっ、オレどうしたんだろう」、ということがあった。浴槽の中で眠ったのか気を失ったのか分からないが、気がついたら、「あれっ、何か変だな」、という感じであった。
どれほどの時間不明だったのかも分からない。何秒なのか、何分なのか、或いはもっと長い時間なのか。何か変な感じのみがあった。
昨日はそうではなかった。浴槽から出た後、身体を洗っている時であった。スウーというかフラーというか、ともかくそういう感じがした。浴室のイスに座り、その感じが通りすぎるのを待った。しかし、通りすぎない。身体を動かすことがきつい状態が続いた。ひょっとすると、ということも頭に浮かんだ。10分以上浴室のイスに座り、やっとの思いで外へ出た。
外へ出た後も、今度は居間の椅子に座っていた。ブログを書くどころではない状態だった。で、ブログ、休みとした。
一昨日、11月25日、45年前のこの日、三島由紀夫が45歳で死んだ。市ヶ谷での自死。三島、40代となった後は常に死を意識していたそうだ。
三島と較べどうこうなんてことは言わないが、我々凡人も70代半ばともなれば、やはり死を意識する。どういうワケか、私はサドンデスということを時折考える。そうは上手くはいかないよ、ってことは重々承知の上であるが。
今日は外に出ていて先ほど帰ってきた。昨日予定していた映画のブログは明日にしよう。