キネマ旬報95年。

一昨日は新宿へ。学生時代の仲間が出品している展覧会を観、その後古い仲間7〜8人で西口の居酒屋へ。気がつけば4時間以上の滞在。昨日は通学日。1時間半の授業を受けた後、夜は柏へ。パトリス・ルコントの傑作『髪結いの亭主』を観る。粋でとてもエロティックなこの作品、1990年の作。四半世紀も前のものなどやっているのか、と思われるお方もおられようが、時折り「おー」という古い作品がかかる。だから、ブログ、2日間お休みとした。
2年ほど前、柏にキネマ旬報が運営する映画館ができたんだ。半月ほど前に記したスタンリー・キューブリックの『フルメタル・ジャケット』も『時計じかけのオレンジ』もこの柏のキネマ旬報の映画館で観たものである。
柏は千葉県の中規模の町、人口40万強。だから、小さな県の県庁所在地の町よりは大きいであろう。デパートも二つある。そのひとつ高島屋の下に映画館があった。それが暫らく前に潰れた。
町中の映画館の経営が厳しくなってから久しい。柏程度の町でも難しいんだ。一般的な映画は、大規模なシネコンに収斂されるんだ。
フィルムからデジタルへ、という技術面の問題も大きい。技術面の問題、経済面に直結する。町中の映画館が対応できるものではない。
2年前、柏にできたキネマ旬報の直営館、高島屋の下のその潰れた映画館を引き継いだ。買ったのか借りているのかは知らない。3つのスクリーンは当然のことデジタルであるが、内ひとつはフィルムにも対応できるようだ。
昔風に言えば、いわゆる名画座である。キネマ旬報の感覚で作品を選んでいるのだから。そうではあるが、昔の名画座と異なることは、封切館での上映が終わってすぐの作品がかかること。昔は、封切館と2番館との間、もう少し空いていたのだが。
「キネマ旬報95年」について記そうと思っていたが、眠くなっってしまった。キネ旬の直営館について記しているうちに。
続き、明日とする。