うたかたの日々。


ミシェル・ゴンドリーの世界一周、エスカレーターの向こうには面白そうな世界が。

ミシェル・ゴンドリー作の映画『ムード・インディゴ(うたかたの日々)』、原作はボリス・ヴィアン。

映画に使われた小道具などが展示されている。

デューク・エリントンは、とても重要。

「デューク・エリントンのオリジナルレコード」
多才な男・ボリス・ヴィアン、ジャズ・トランペット吹きでもあった。デューク・エリントンへの思い、ハンパなものじゃない。

「デューク・エリントンのレコードプレイヤー」。紙、木、プラスチック。

黒い太縁の眼鏡をかけている男は、ボリス・ヴィアン作『うたかたの日々』の主人公・裕福な独身貴族・コランの友人である哲学者・ジャン・ソル・パルトルである。

ジャン・ソル・パルトル人形とミシェル・ゴンドリーによるオリジナルポスター。
ところで、ジャン・ソル・パルトルってその響き、何かを思い出さないか。
そう、ジャン・ポール・サルトルをパロってるんだ。この眼鏡は、確かにそう。

こちらから見る。

主人公・コランの恋人の肺に睡蓮が。
なまなかなお話ではない。この物語。

ドローイング。

こういうものも。
アニメーション・パート。

”雲”。ポリウレタン、アクリル、網。

光文社文庫、野崎歓訳の『うたかたの日々』。

その裏表紙。
こういう物語なんだ。
私は、図書館で早川書房版、伊東守男訳の『うたかたの日々』を借りて読みはじめた。
しかし、読めない。なかなか前へ進めない。残念ながら。巻末の解説で荒俣宏が、”20世紀の三大恋愛小説のひとつ”、と言っているのだが。
悔しいが、ギブアップ。
その代わりと言うのもナンであるが、早川書房版の裏表紙に載っている写真を複写する。

デューク・エリントンとボリス・ヴィアン。
『うたかたの日々』が出版された翌年、1948年の模様。