20年なんだな。

1995年(平成7年)1月17日の阪神・淡路大震災から、今日で20年となる。
写真は、大相撲中継が終わった後のNHKの番組、さらに7時のニュースで流された映像から。

あの日未明の大地震。驚いた。
あれから20年となる。

こうであった。

こうでもあった。
大震災後の神戸の町へ行ったのは、その年の夏であった。
大震災から半年以上経つのに、三宮の駅前にはまだ瓦礫の山があった。三宮から元町の方へと歩いた。神戸の匂いは取り戻しつつあったが、濁点が打たれているかのようでもあった。
電車の窓から見た長田区の様子には驚いた。あちこち数多くのブルーシートで覆われていた。これほど多くのブルーシートで覆われている町を見たのは、20年前の神戸長田区とオリンピック前年の北京のみ。すさまじい数のブルーシートであった。

忘れちゃいけない。
日本という国、地震、噴火、津波、・・・、「災の国」なんだから。

地震発生時の午前5時46分に祈る人。
この時刻を初めとして、今日の神戸、数多くの追悼行事が行なわれた。

正午の兵庫県公館での追悼式典には、天皇、皇后両陛下も出席された。

夕刻の神戸東遊園地からの中継映像。
”あの日を胸に生きる”、多くの竹灯籠が灯る中、さまざまな人が祈る。

4年近くとなる東日本大震災の発生時刻・午後2時46分にも、神戸の人たちは祈る。
”絆”、東北への連帯なんだ。
お互い、地震国に住んでいるのだから。共に、大きな被害を受けたのだから。

日本、地震国なんだ。
南海トラフ巨大地震が、ということが論じられている。それへの備えはどうこう、ということもある。それと共に、原発の問題もある。福島第一原発でも、今後何十年もかかる大仕事なんだから。
地震国の日本、原発は諦める他ないんじゃないか。
祈りは続く。