忘年会。

12月も半ばである。今日、学生時代のサークル仲間との忘年会。
何人かの口から親の認知症の話が出る。オレたち自身がその年代、とのことも。
リタイアした後も民生委員や福祉関係のボランティアをしているHは、肝臓に10センチものデカイ癌が発見された、という。医者は、手術はもうできない、抗がん剤と放射線治療を、と言ったそうだ。生真面目で勉強熱心なHは、自らネットで調べ、分厚い本を読み、陽子線治療に賭けることとした、と言う。片道2時間半をかけて筑波大の病院へ行き、10月から陽子線治療を受けたそうだ。
恐らく、9割方直る、とHは言っている。民生委員その他、世のため人のために力を尽くしているHのような男、やすやすと死なせては、社会の損失。何としても、陽子線治療、成功してもらわねば、と思うことしきり。
それを聴いていた居酒屋(今日の会場、中野第二力酒蔵も彼の選定)の帝王・石田宏、「私はノドがおかしくなりました」、と言う。酒を少しひかえ、久しぶりで甘いものを食っていた、と言う。そうしたらノドがおかしくなったそうだ。石田宏、しみじみとこう言っていた。「酒飲みは、やっぱり酒を飲んでなけりゃいけません」、と。
四六時中作品を発表している犬飼三千子は、杖を突いてきた。娘が入院して、1歳半の孫の母親役をしていたそうだ。それが膝にきた。で、杖を突く日常になった、と言う。さらに犬飼、こう言う。
「私の父も、旦那の父親も、老衰による自然死であった。私も、125歳ぐらいで自然死したい」、と。
125歳ぐらいって、まだまだ先は長いな。杖を突いているわりには。

この写真、ブログに載せてもいいかなと訊いたら、さしたる反対はなかった。で、載せる。
過半の人の髪は白くなっている。まだ黒いヤツ、早く白くなれ。