北総新選組。

北総新選組を知る人は少ないであろうなー。

北総新選組、下総流山の地で日々剣の腕を磨いている。

10月下旬、秋元(古くは小林一茶のパトロンとして、流山ではよく知られた名)へ酒を買いに行った。銘柄は「長岡屋」。安酒であるが、箱には近藤勇の顔が描かれている。
その後、すぐ先の閻魔堂へ行った。
ここに記されている金子市之丞という男は、天保六歌仙のひとり。江戸時代の義賊である。
私は、「彼女たちいるかな」、と思って近づいた。

いたー!
だんだら模様の羽織を着た北総新選組の隊士、剣を振るっていた。

”誠”の文字に”下総流山”と染められた幟、”北総新選組本陣”の看板がある。
左の方の小さなお賽銭箱の向こうには・・・

閻魔さまがおわします。
擦り切れた畳の先に。
閻魔さまの体温が伝わりそうだ。

北総新選組の太刀さばきを見せてもらう。左の人が指導している模様。

北総新選組の二人の隊士、すっくと立つ。

まずは扇子を使い・・・

このように。

再び正対し・・・

次の瞬間、身をかがめ、狙う。

刀を振りかぶり・・・

「エイッ」、と。

直って・・・
[
又も斬りかかる。

躍動感溢れる。

あまりに激しく斬り結ぶので、はみ出てしまった。
裂帛の気合い。

刀を納め・・・

礼。

閻魔堂の壁には、このようなものが貼られている。

”幕末あります”、という紙片、<慶応四年四月二日 徳川家勘定組頭大久保大和守剛率ル約二百ノ無名ナル・・・・・>、と記されている。

こういう貼り紙も。
北総新選組である。



今日、学校へ行く道々・・・

このような幟があちこちに立っていた。
<復興大臣政務官・小泉進次郎氏来たる!>、の幟。衆院選が公示されたらしい。
それはともあれ、小泉進次郎、17時に来る、となっている。
授業が終わった後、遅い昼食を食い、マックでコーヒーを飲み時間を潰した。小泉進次郎を見よう、というミーハー的な好奇心。

日も落ちた5時すぎから候補者の演説が始まった。その前に、この地区の自民党の選対委員長や公明党(小選挙区は自民党、比例区は公明党、とタッグを組んでいる)の選対委員長の挨拶があり、自民党候補の挨拶があり、いよいよ主役・小泉進次郎の登壇となる。
駅前の小さなロータリーの周りは人でいっぱい。皆さん、小泉進次郎を見に来ている。
小泉進次郎、話は確かに上手い。目敏くアンパンマン模様の服を着ている子供を見つけると、その子とお母さんに語りかける。
小泉進次郎、人の心をつかみ取る。人たらしである。
自民党のニューウェーブということは、よく分かる。感じる。左の方で手を挙げているのが、小泉進次郎。
しかし、何十年か先の将来、小泉進次郎、危険な政治家となっているんじゃないか、との思いも抱いた。
ヒットラーに擬うのは、チト褒めすぎであるが。