ミッション[宇宙×芸術]展。
来年度(2015年度)予算の概算要求が各省庁から出てきているが、今日の読売夕刊1面には、文科省の概算要求に関し、こういう記事が出ている。
<文部科学省は、地上や海上の物体を80センチ〜1メートルまで識別できる「先進光学衛星」を来年度から開発する方針を固めた。・・・・・。2019年度の打ち上げを目指し、15年度予算の概算要求に開発費51億円を盛り込む>、との。
”尖閣がらみ”ということもあるようだが、それ以前に宇宙の時代なんだ。
今月中旬のMOT(東京都現代美術館)前。
企画展のひとつは、これ。
[宇宙×芸術]展。
”ミッション”、”コスモロジーを超えて”という言葉が前後に付いている。
MOTの会報「CLUB MOT」の最新号には、こう記されている。<21世紀最初の10年が過ぎ、私たちをとりまく「宇宙」はますます身近なものになりました。研究開発の進むリアルな宇宙と、アーティストによるイマジネーションの宇宙は、パラレルワールドとしてどちらも急速にひろがりつつあります>、と。
宇宙と芸術、今や、パラレルでありながら不可分、ということを言っているのであろう。前後に付いている”ミッション”や”コスモロジーを超えて”、という言葉を読み解くと。
2004年5月17日、「はやぶさ」が撮影した地球のカラー映像。©JAXA。美しい。
高度約30万kmから北大西洋付近を撮影したものだ、という。
撮影OK!ってところもある。
このような映像が流れている。
チ−ム・ラボ≪冷たい生命(書:紫舟)≫。
宇宙であろう。
映像が・・・
微妙に変化して・・・
流れている。
<新たな解釈で空間に立体的に再構築した書「生」から、生命が溢れだす様子を3次元で描いた本作品は・・・・・>、と解説にある。
リアルな宇宙とパラレルに進む・・・
アートなんだ、おそらく。
そう思える。
マウスがある。
マウスを使ってさまざまな宇宙を楽しんでください、というもの。
MOTなりに少し堅苦しく言えば、こういうことであるが。
渦巻銀河の形成は、とか・・・
ブラックホール周辺の・・・は、どうとか・・・
1億光年先の銀河の分布は・・・とか。
Ⅰ億光年どころか、10億光年、100億光年の・・・なんてものまである。
小学生坊主や中学生の悪ガキばかりでなく、ジジイもついつい引き込まれる。
明日、続ける。