早稲田美研60−70 第7回展 出品録(1)。

何日かサボってた。すべき用もなくはなかったが。
美研60−70 第7回展の出品作、記録しておこう。
場所や土地に関するものが幾つもあった。風景画だ。
まずはそれから。

T.Y.の作品。
左から、≪夢想≫、≪パリの空の下≫、≪雨の表参道≫。いずれもキャンバスに油彩。
右側の作品が風景画。

表参道のこのあたり、オッシャレー。雨に濡れるとその感いや増す趣き、よく表されている。
「この正面の喫茶店のコーヒー、1000円もするんだ」、とT.Y.は言う。故あり、私も一度だけ入った。高かった。

S.S.の作品。
左は≪無垢≫、右は≪鬼剣舞≫。大衣判 木版画。

鬼剣舞、岩手北上の郷土芸能。
3.11以降の、みちのく岩手への思いがあるのであろう。

K.M.の作品。
右は≪マテーラⅢ≫、左は≪マテーラⅩ≫。いずれもキャンバスに油彩。
マテーラ、イタリア南部の町。K.M.、以前にもマテーラを描いた作品を出品している。連作なんだ。

これは、≪マテーラⅢ≫。

これは、≪マテーラⅩ≫。
と言うことは、マテーラの連作を少なくとも10点は描いていることになる。作風も変えて。よっぽど気にいった町なんだな。

初出品であるN.S.の作品。
左から、≪花≫、≪街角(リューベック・ドイツ)≫、≪紫陽花≫。いずれも日本画。

リューベック、北ドイツの町。15世紀に建てられたそのシンボル・ホルステン門。

あちこちで発表を続けている山本宣史の作品。水墨、また、山本が膠彩画と呼ぶ日本画である。
左は、≪祈りーイタリア・トーディー≫、右は、≪修道院ースペイン・クエンカー≫。

クエンカ、アンダルーシア地方の町、ユネスコの世界遺産の町だそうだ。

トーディは、イタリア中部の丘の上の町だそうだ。イタリアには、小さな丘の上に洒落た町が多くある。このトーディもそのような町らしい。
山本宣史、展覧会の時には、いつも嬉しそうな顔をしている。これは搬入日の山本宣史・山宣、やはり嬉しそうな、幸せそうな顔である。悩むことなど、何もなしである。

N.K.の作品。
左は、≪海≫、右は、≪樹≫。いずれもキャンバスに油彩。

額のガラスに映りこんでしまい申しわけないが、≪海≫。
何処の海であるかは、分からない。が、何処かの海。何かを思っている。