長友の涙に涙する。

酔っぱらってキーを打っていると、誤字、脱字、誤記載、さまざまなミスが出てくる。
昨日のブログが、そう。
酔っぱらって帰ってきた。ゲームを見てはいないが、結果は解かった。日本は敗退した。そのことを記そう、と酔った頭でキーを打った。
文が縒れている。”依れる”と打ったが、”縒れる”であろう。他に幾つかおかしなところがある。コロンビアがコスタリカになってもいる。間違い、直そうか、と思ったが、やめた。そのままとしてある。
間違いであろうと、時には、リアリティー、臨場感に重きを置くのもよかろう、と。
ところで、W杯の1次リーグ敗退から一夜明けた今日、ザッケローニは退任を表明した。
今大会、ザックの采配に疑問を呈する声が多くあった。確かに、そういうこともままあった。しかし、そうは言ってもザッケローニはよくやった、いい監督であった、と私は思う。この4年の間、日本人に夢を見させてくれた。
「グラッチェ ザッケローニ、ありがとう ザック」である。
選手の会見も行なわれたようだ。
長友佑都、こう語ると涙を流した、という。
「ザッケローニに勝たせてあげられなかったことが悔しい」、と。
長友佑都、W杯3戦とも、日本選手の中では最も長い距離を走っている。しかし、長友らしいパフォーマンスは見られなかった。
第2戦のギリシャ戦でも、左サイドから前線へ駆けあがってくる場面は多かった。しかし、そこからはクロスをあげるのみ。長身のギリシャの選手にはね返され続けても。”長友、クロスなんかあげず、切りこめ。ドリブルで切りこんで、シュートを打て”、と私は叫んでいた。が、長友、おそらくはザッケローニの指示を忠実に守っていたのではないか。インテル・ミラノでレギュラーを張る長友、イタリア人への思い入れは深いものであろう。イタリア人のザッケローニに対しても。
で、ザッケローニの話になると、涙をこらえることができなくなったものであろう。解かるよ、長友。ザッケローニを思って泣け。涙を流せ。
私は、長友の涙に涙した。