青もみじ巡り(13) 西塔(続き×3)。

杉木立の中、浄土院への道を歩む。

向うの方に、それらしき建物が見えてくる。

少し暗いが、参拝者入口とは読める。

左の方には、浄土院御廟との看板。
<宗祖傳教大師ノ創建ニシテ御自作ノ阿弥陀佛ヲ安置ス故ニ浄土院ト称ス>、とある。

浄土院。

静かである。
この様、閑かである。寂かでもある。
静隠である。静謐でもある。

浄土院境内。
浄土院、籠山行に挑戦している僧侶が籠っておられるところである。
12年籠山行、というようなとてつもない荒行に立ち向かっている僧侶が籠っているところである。
閑であり、寂である。

塀に沿って門の方を眺める。

白砂、毎日掃き清められる、という。

浄土院の門から外を見る。
山王院への道、石段が続いている。
私は、もう先へは進まない。ここで戻る。

前の方を若いお坊さんが歩いている。スコップなどを持って。
籠山行の行者をサポートしているお坊さんではないかな。

西塔の地図。
私は、にない堂と釈迦堂、それに浄土院へ行ったのみ。
それで十分。