隣町のおネエさんが凄い発見をした。

朝、新聞を見たら驚いた。
まったく新しい「万能細胞」を造りだす方法が発見されたらしい。
「STAP細胞」という「万能細胞」のようだ。「万能細胞」といえば、まだ先の話ではあるが、人間の内臓であれ目であれ手足であれ、どのようなパーツをも造りだせるとされる細胞である。その作製に成功した、その作製法を発見した、ということらしい。
しかし、驚いたのは、そのことではない。
その研究を主導したのが、まだ30歳の女性であるということだ。今日のテレビにも何度も出てきた。同じ町内か隣町のおネエさん、といった感じのごく普通の若い女性である。

理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの小保方晴子ユニットリーダー。
スプツニ子!と同じく、リケジョである。
2002年、早稲田最初のAO入試で早稲田の理工学部へ入っている。レポートと面接だけのAO入試、面接官の力量も試される。その時の面接官、人を見る目を持っていた、ということであろう。
医学部を持たない早稲田、その分野では大きな山脈を築いている慶應に遅れをとっていたが、理工の化学から医学を攻める、という手もあったんだ。
それはさておき、小保方晴子さん、パールのイヤリングもし、目張りも入れ、ガールらしい女子力も高めているところがいい。同じ町内か隣町のおネエさんらしくて。まだ30歳の女性だもの。

今回、イギリスの科学誌・「ネイチャー」の電子版トップ記事として報じられ、世界中が驚いた。
しかし、1年前には、小保方晴子さん、「ネイチャー」からこういう返事を受け取っていたそうだ。「お前は、何百年にもわたる細胞生物学の歴史をバカにしてるのか」、という。

それが、「ネイチャー」に論文が発表された昨日から、ガラッと変わった。
BBCばかりじゃない。アメリカはもちろん、中国も含め各国が大きく報じている。
小保方晴子さんの着眼点、目から鱗。専門家にとってはあり得ない盲点だった。”コロンブスの卵”だと、私は思う。

小保方晴子さん、早稲田の学部を出た後、大学院へ進むが、途中でハーバードの大学院へ留学している。小保方晴子さん、この先生の下で研究を続ける。そこで、今回の発見の端緒を掴むんだ。
「Nature」の記事を見ると、その論文、ハーバードでの指導教授・バカンティさんばかりじゃなく、8人の共同執筆となっている。
しかし、筆頭執筆者は、小保方晴子さんとなっている。
あくまでも、今、30歳の小保方晴子が主導した研究だ。
何だか、嬉しいな。

医者であれ研究者であれ、白衣を着ている人が多い。が、小保方晴子さんは、おばあちゃんからもらったかっぽう着を着ている。
研究室の壁には、ムーミン関連のイラスト。

ここにも。

こんなことも言っている。
研究室で、スッポンを飼っているらしい。

オレンジジュースや紅茶のような弱酸性の中に30分弱浸けて・・・・・、なんて言われても、世界の学者連中、「そんなバカな」と思っていたに違いない。
科学史に限らず、歴史の流れというもの、思いもよらぬことが生じることがある。
「オレンジジュースと同程度の弱酸性の液体」、といっても、誰しも科学とはほど遠いものだと思うもの。
その発見者が、同じ町内か隣町のおネエさん。
日本国、捨てたものでもないんじゃない、か。