やったね、マー君、ヤンキース。

遠藤が9勝目をあげた。白鵬が厳しい取り口で琴欧州を一蹴した。これで琴欧州の大関復帰は、おそらくなくなった。
万全の白鵬は別として、角界の地殻変動、世代交代は進んでいるな、とテレビ桟敷で考えた。
テレビ桟敷での観戦、本場所の升席同様どうしても酒を飲みながらとなる。ついズルズルと飲み続け、ブログを書くのも面倒、今日はお休みとしよう、と思っていた。
と、日を跨ぐ頃、ニュース速報のテロップが流れた。マー君がヤンキースへ、との。
マー君・田中将大、ヤンキースへの移籍が決まったらしい。
メジャーへの移籍を希望するマー君の争奪戦、ホワイトソックス、ドジャース、ヤンキース、・・・・・、潤沢な資金を有する球団が競っていた。その争いをメジャーの巨人・ヤンキースが制した。
合意された年俸は、7年総額1億5500万ドル(約161億円)。
ダルビッシュ有が6年総額6000万ドル(約62億円)であったから、1年当たりにして、その2倍以上である。それどころか、メジャー史上、投手では5番目の高額契約となるそうだ。
おそらく、新しいポスティングシステムが影響しているのであろう、と思われる。
が、いずれにしろ、やったね、マー君だ。
ヤンキース、Aロッドが薬物問題で今シーズンは出場停止となり、イチローも力を落しているが、それでも攻撃陣の駒は揃っている。問題は、先発投手である。
サバシアも、大黒柱とは言えなくなっている。黒田も39歳と年である。シーズンを通じての勝ち星、そう読み切れるものではない。
そこで、マー君である。
今、25歳のマー君、今後7年間ヤンキースを支えてくれ、ということであろう。
マー君、やってくれ。ピンストライプのユニフォームで躍動してくれ。
マー君自身は一野球選手であるが、日本国民から言えば、マー君、日本国そのものとも言えるのであるから。