正月2日。

正月2日、一般世間は箱根駅伝の日であるが、私には、やはり、ラグビー大学選手権準決勝の日。
第2ステージを勝ちあがり、準決勝へ歩を進めたのは、帝京、早稲田、慶應、筑波の4校。
第1試合、早稲田対筑波。
前半6分にPGを決め、10分にはトライをあげ、筑波が先制した。早稲田、20分にトライしゴールも決め、26分にはPG。早稲田、前半を10−8で折り返す。

後半16分49秒、早稲田ゴール前の攻防。スコアは動かず。

後半も半分近く経過する。ここまでのボール支配率、58:42となっている。しかし、印象としては、それほどのものではない。

筑波、早稲田ゴール前に何度か攻め込んだ。ゴール前2〜3メートルまでにも。
しかし、自陣ゴール前5メートル以内のディフェンス、早稲田の得意とするところである。今日も凌ぎに凌ぎ、ゴールラインを割らせなかった。シビレさせてくれた。

今季の早稲田、バックス展開の早稲田でなく、フォワード勝負に出ている。
後半28分、フォワード勝負でタテへ押し、トライを奪った。

スコアが動いて、15対8.

後半、筑波はPGを1本決めただけであった。早稲田はトライを3つとり、ゴールも2つ決めた。これは、終了間際の早稲田、深津のトライ。

結局、29対11でノーサイド。
早稲田、決勝へと歩を進めた。

第50回となる大学選手権の第2ステージへ勝ちあがってきたのは、この16校。4グループに別れ、そのグループの1位が準決勝へ進んだ。黄色になっている大学だ。
その4校の中、まず早稲田が決勝へ歩を進めた。

国立競技場、超満員となっている。
これまでの大学選手権、最も多く制しているのは早稲田である。早稲田の優勝回数、15回。次いで明治が12回。早明2校で半分以上を占めている。
関東学院が伸びてきた頃もある。しかし、このところ帝京が強い。帝京、昨年度まで、4連覇を為している。
4連覇、帝京のみである。確かに、このところの帝京、頭抜けている。
今年も、そう。強い。
準決勝第2試合、帝京対慶應。
前半、帝京10対慶應7で折り返した。慶應、踏んばった。
しかし、後半に入り、帝京、たちまち2トライ2ゴールを奪う。24対7となる。
ところが、後半13分すぎ、帝京にイエローカードが出る。意図的なペナルティーを犯した。
10分間の退場。シンビンである。

一人多い慶應、攻める。
帝京ゴール前に迫る。

16分すぎ、慶應、トライを奪う。
24対12となる。ゴールも決まり、24対14。

しかし、その後、帝京、たて続けにトライを奪う。
ノーサイド、終ってみれば、45対14。帝京の底力。
帝京、強い。

12日の決勝は、早稲田対帝京。
帝京、前人未到の5連覇がかかる。今、ひとり頭抜けている帝京、その可能性は高い。

しかし、こうでもある。
早稲田、やれ。