小雪展。

2〜3日前は冬至であった。大雪は12月の上旬に過ぎた。二十四節気のその前、小雪は11月の下旬だった。
丁度その頃、ひと月ほど前、小雪展と名づけられたグループ展が催された。銀座6丁目のギャラリーGKで。山本宣史が参加している。
ギャラリーGK、並木通りからヒョイと横に入った所にある。いわば、銀座の路地裏。小さなギャラリーである。

ギャラリーの外部の壁面も、展示スペースとなっている。出展者それぞれの小さな作品が並ぶ。
さすが銀座、さすが路地裏である。

山本宣史の作品。山本独自の膠彩画。
左は≪くり≫、右は≪ゆず≫。

ギャラリー内の山本宣史の作品。

エッジの利いた美女が描かれている。その足許にはペルシャであろうか、毛足の長いネコがいる。
そのタイトルを見て驚いた。

これである。
≪コユキ&こゆき≫。
美女とペルシャ、どちらの名前がカタカナで、どちらの名前がひらがななのか、そんなことは知る由もないが、それにしてもホントか、ね。
「小雪」展に、「コユキ」と「こゆき」を重ねるなんて。

風景画。
山本が好きだというイタリア風景であろう。
そのタイトルは、ナヌッ・・・

≪小雪のトーディー≫。
この「小雪」は、二十四節気の小雪、つまり11月下旬のトーディー風景なのか、画面からは判別できないが、小雪の舞うトーディーなのか。
またも、小雪展に小雪だ。イタリア中部の古い町、いずれも丘陵地帯、雪が舞っても不思議ではない、が。

残りの一点、これも小雪がらみかな。
まさか、とは思うが、さてどうか。

≪山羊≫であった。
角が生えているもの。


ミハイル・カラシニコフが死んだ。94歳。
カラシニコフが生きていた、ということ自体知らなかった。
拳銃と言えばコルトであるが、自動小銃と言えばカラシニコフの独断場。
ユーラシアで、南アメリカで、そしてアフリカで、革命には、カラシニコフのAK47がつきものであった。