夏の記憶(3) 孫娘。

さほど離れていない所に住んでいるので、孫娘、時折り来る。遠方に住む婿殿の親御さんに、申しわけない思いあり。何のかのと言っても、心安らぐ。その頻度が高いので。
孫娘、間もなく満2歳となる。

7月初旬。
オムツの上には下着のみ、という恰好で走りまわっていた。
手にしているのは、お気に入りのシマちゃん。

7月下旬。
我が家の犬と。
少しおすまししている感じ。

客観的に言えば、まだ犬の方が大きく、力も強い。
しかし、犬の方は弁えている。自分と孫娘の間柄を。

孫娘、この日もシマちゃんを抱きかかえていた。
もうひとつ、肩から下げているバッグもお気に入りのものであるが、こちらは何という名なのか知らない。

8月下旬。
孫娘一家で花火を見に来た。浴衣姿の孫娘。
なお、後ろのカゴに入ったぬいぐるみやボールは、孫娘のものじゃなく、犬のもの。
孫娘、娘のスマホは、右に左に、上に下に、スースーサッサと指を動かし操作している。で、今は使っていない、カミさんの古い携帯を持たせている。これの操作も上手いんだ。

孫娘、バシャバシャバシャって連写して、得意顔。
ところで、お前。こんな他人にとってはどうでもいい、極私的なことを記していいのか、という思いもないことはない。
しかし、いいんだ。
それでいいんだ。
赤塚不二夫が教えてくれた。「これで、いいんだ」、と。