千鳥ケ淵の桜。

靖国へ行けば、当然千鳥ケ淵へも行くことになる。東京の桜満開となった、と報じられた3月22日、千鳥ケ淵へも回った。

靖国神社から靖国通りを渡った千鳥ケ淵の入口付近。いっぱいの人。

桜は満開だ。人もいっぱいだ。

お濠にはボートも浮かぶ。

ライトアップされた花の道を進む。

花の名所、碌に知らない。その数少なく知る中で最も美しいのは、千鳥ケ淵の夜桜である。
お濠が、桜花の美しさを倍加させる。
夜間の水面は暗い。
そのお濠の水面へ向って、桜木は枝を伸ばし、花をつける。水面へ向かい、下へ下へと伸びる。それを上からのアングルで眺める。ソメイヨシノ、ライトアップを受け、その白っぽい花色、暗い水面により妖しく浮かぶ。

自然の曲線と人為的な光の妙。

これも下への美しさ。

時折り上方を見ると、このよう。

美しい。千鳥ケ淵の桜花の美。

こういう所があった。
「区の花さくら再生キャンペーン」と書いてある。”さくらサポーター募集中”、”さくら再生募金にご協力を”、とも。募金箱へ硬貨を入れた。「ありがとうございます」と言って、桜のエキスが入っているという飴とティッシュをくれた。

千鳥ケ淵から戻り、九段下の方へ歩いていると、道端の桜木を通し、靖国神社の大鳥居(第一鳥居)が見えた。
靖国と千鳥ケ淵、対のものである。