初詣。

昨日、散歩がてら初詣に行った。でも、正月2日は、ラグビーの全国大学選手権の準決勝があるから、その後、夕刻。
ベスト4に残ったのは、帝京、早稲田、東海、筑波の4校。抽選で、帝京対早稲田、東海対筑波の組み合わせとなる。今の大学ラグビー、帝京が頭ひとつ抜け出ている。
第一試合の帝京対早稲田、まさにそのようなゲームとなった。早稲田、風上の前半こそリードして折り返したが、風下となった後半はトライを重ねられ、完敗。帝京、フォワードばかりじゃなくバックスも強い。
縞と単色、ジャージの違いもありそのような印象を受けるということもあるが、帝京と早稲田、各選手の胸板の厚み、それ自体が違った。帝京は厚い。
第二試合の東海大と筑波は、拮抗するゲームになるんじゃないか、と思っていた。東海、フォワードの平均体重で、筑波のそれを10数キロ上回っている。しかし、今年の筑波は強い。実は、今シーズンの関東対抗戦で、唯一帝京に土をつけたんだ。
このゲーム、前半は風上の東海がリードして折り返した。風向きが変わる後半はひょっとして、と思いながら、私は家を出た。実際のゲーム展開もそうなった。最後の最後で、相手ボールをチャージした筑波がそのボール目がけて走りこみ、逆転のトライをあげ勝利した。
再来週の決勝戦は、帝京対筑波。
筑波、国立大学として初の頂点を狙う。関東対抗戦リーグでは帝京に勝ってもいる。しかし、そうではあるが、やはり帝京の方が分厚い、地力がある。恐らく、帝京が勝つだろう。史上初の全国大学選手権4連覇を成すだろう。
それはそうと、初詣。
去年も、正月2日は、ラグビーを見てから初詣に行った。そう離れてはいない神社へ。大きなしめ縄で知られる赤城神社であった。
今年は、ラグビーの第二試合を途中で切りあげ、初詣へ出た。去年とは逆方向へ歩いた。ゆっくりと歩いて20分少しでここに着いた。

小さな神社である。
茂侶神社。細い参道が続いている。その先には朱の鳥居。

後ろから、小さな子供が走ってきた。
その後を走ってきた若いお父さん、カメラを構えていた。
なお、右下の立札には、こういうことが書かれている。
<延喜式神名帳(平安初期に作られた法令集)にのっている式内社で、大和国城山郡三輪野山(奈良県)の麓に祭れし大物主命の分霊を祈る。・・・・・>、と。

小さなお社。

社の中、氏子の人たちであろう何人もの人たちがいる。
何らかの寄り合いをしているのであろう。酒を酌んでいるのかもしれない。
お賽銭を投げ入れると、「おめでとうございます」、と大きな声で迎えてくれる。安らかな心持ちになる。

私は、孫娘とその一家の幸せを願い、鈴をジャランジャランと鳴らした。