東京駅(11) ステーションギャラリー(続き×3) 回廊。

ステーションギャラリーの2階、回廊となっている。

北口ドーム、八角形。
上の方に見えるのが2階の回廊。下は、ドーム下の1階。
回廊には、東京駅の現在までの変遷を記したものや、展覧会案内などが貼られている。

「明治の頃」。
<1872(明治5)年、日本で最初の鉄道が新橋〜横浜間に開業した。木骨石造の新橋停車場は、・・・・・。その後、新橋〜神戸間、上野〜青森間が全線開通するなど・・・・・、1906(明治39)年の鉄道国有法の公布を経て、鉄道網は全国的に広がりました>、と説明にある。

「大正の頃」。
<中央停車場(東京駅)は、ドイツ人技師バルツァーの基本計画を元に、唐津藩出身の工学博士・辰野金吾の設計により、1908(明治41)年に着工しました。三菱ヶ原と呼ばれた広大な土地に、・・・・・、1914(大正3)年12月20日に開業しました>、とある。
その開業、丁度98年前の今日なのだ。

「昭和の時代」。
<しかし、戦争が激しくなるとともに・・・・・。1945(昭和20)年5月25日から26日にかけて、東京駅は空襲を受けて内部が全焼し、南北のドーム部分は焼け落ちました。戦後の応急的な復興工事で・・・・・>。

「東京駅 誕生から百年」。
<平成時代に入ってからも、・・・・・。その中で、丸の内駅舎は2003(平成15)年に国の重要文化財に指定され、2007(平成19)年に、現存する部分を可能な限り保存するとともに、戦災等で失われた部分を創建当時の姿に復原する工事に着手しました。・・・・・>。
そして、今日現在の姿となった。

回廊には、このような展覧会のポスターも貼られている。左のものが面白い。
関西汽船とか、ジャパンとか、大阪とか、エール・フランスとか、パリーブリュッセルーアムステルダムとか、ミラノとか、京都とか、東京ーパリとか、といった言葉が書かれている。
どこか、関西風味のレトロな感じがする。関西汽船なんて、今でもあるのかな。
「そうだ、旅に出よう」、という展覧会のポスターなんだ。京都工芸繊維大学の美術工芸資料館で明日まで催されているもの。それにしてもこのポスター、何十年か前に作られたものか、それとも、京都工繊大の今の学生がレトロっぽい味を付けて作ったものか。いずれにしても、面白い。

回廊の途中にトイレがある。
青いオモチャのレールのようなものが目につく。なお、この青いオモチャのレールのようなもの、トイレに限らずギャラリー内のあちこちで目に入る。

回廊は、2階。
上のさまざま映りこんでいるところは、3階。
下は、1階。八重洲口側への通路、丸の内北口の改札、左の方には、ステーションギャラリーの入口も見える。

丸の内北口改札口。
東海道新幹線の時刻表の下には、「駅をご利用くださいましてありがとうございます」、との文字が流れている。JR、客商売に心を砕く。

2階の回廊から見た北口ドーム直下。
大した影絵はできていない。中心部に立っている人たちの年代が少し高いからか、な。まったく論理的ではないが。