バクチ。

野田佳彦、大バクチを打った。一世一代の賭けに出た。明後日、衆院を解散する、と言う。
衆院選、12月4日公示、16日投票。野党ばかりか、与党内からも叩かれている野田佳彦、ここでバクチに打って出るのは当然だ。
衆議院を解散するなんていうことは、総理大臣のみの専権事項、手前勝手にバサッとできるんだ。千秋楽の土俵で、優勝力士に内閣総理大臣杯を渡すことと同じくらいに、充実感、ヤッター感があるだろう。
民主は惨敗、自公政権ができるだろう。小党乱立で、そうはならないなんてことだけは、やめてもらいたい。第三極がどうこうなんてことにはなってほしくない。
賭け、バクチには、やり方がある。
小泉純一郎は、郵政民営化一本で賭けに出た。それにより、大勝ちをした。野田佳彦にも、戦い方はある。
衆院の格差是正、定数削減、TPP、脱原発、どの問題をとっても、郵政民営化よりは大きな問題である。どれか一点に絞り勝負する、ということが考えられるだろう。
野田佳彦、いずれにしろ負け戦ではあろうが、作戦によっては、面目を保つ負けにできるかもしれない。大惨敗、不可避の状況の中でも。