仁和寺(続き)。

名古屋場所があろうが、オスプレイが陸揚げされようが、よそ見をしないできたが、イチローの電撃トレードは、黙って見過ごすわけにはいかなかった。
”続きは、明日”、とした仁和寺の続きに戻る。
だが、しかし、それにしてもだ。
ミスター・ヤンキースのデレク・ジーターがいるので、1番は無理にしても、イチローの打順が8番というのはどういうことだ。
イチローの獲得にヤンキースが支払った金は、僅か225万ドルにすぎないそうだが、今日、ヤンキースのGM・キャッシュマンが明かしたところでは、イチローは、ヤンキースの提示したすべての条件を飲んだ、という。打順が下位になることも、ポジションの変更も、必ずしも出場機会が保障されているわけではないことも。来季の契約が、更新されるかどうかも不明。
時の流れは、残酷だ。
天才・イチローでさえ、追いこまれている。マリナーズに残るも地獄、ヤンキースに渡るのも天国ではない。厳しい状況に変わりはない。それにしてもヤンキース、天才・イチローを甘く見すぎている。シャクである。
今や、トレードなんてことには関わりはなく、いつ何時、戦力外の声がかかってもおかしくはない松井秀喜、そして、ヤンキースに買い叩かれた同じ年のイチロー、かってのスーパースターの残り火を見てみたい。
消え入る前の一瞬の輝き、輝こうが輝くまいが、見届けたい。
それはそれとして、仁和寺の続きにいかなければ。

霊明殿の廊下から見た宸殿。

霊明殿から黒書院への回廊。

回廊の床。
いつか載せた東西本願寺の廊下のように、幅があるわけではない。半間はあるが、一間はない、と思われる。でも、その廊下、優美と言っていい。

宸殿の方へ歩く。

宸殿、上段の間、中段の間、下段の間で構成される。ここは、下段の間であったか。

仁和寺庭園の北庭。

このようなものである。

池の向こうには五重の塔が見え、その間には光格天皇遺愛の茶室・飛濤亭が見える。
何とも言えぬ空間設計。

こういう回廊を通り。

こういう回廊を巡り。

こういう回廊を通って、御殿の出入り口に戻ってくる。

御殿を出ると、その前にはこういう光景。
本坊の表門があり、その後ろには、二王門がある。
明日、今一度。