京都駅。

コンチキチン。今日の京都、祇園祭の山鉾巡行。前の前の日曜日、通天閣を見に行った翌日、京都駅に着いたら祇園囃子の音色が聴こえてきた。コンチキチン。
どこかで練習でもしてるのかな。コンチキチン。

大階段の先にはステージがある。

近寄ると、若い男がトランペットを吹いている。
祇園囃子のコンチキチンではない。
その内に解かった。駅ビルの壁から聴こえてくる。壁のところどころにスピーカーが仕掛けられているようだ。そこから、コンチキチン。

それにしても京都駅はデカい。感じとしては、東京駅や大阪駅よりデカい気がする。
新幹線が京都駅に着く度に、京都に一体なんというものを造ったんだ、と思っていた。コンクリと鉄でこんなものを造りやがって、京都に、と。
今の京都駅、4代目だそうだ。設計は、伊東忠太の後輩である原広司。高さは60メートルに押さえたそうだが、東西の長さは470メートルある、という。

巨大な吹き抜けの空間・アトリウムは、幅29メートル、長さ147メートル、覆っているガラスは約4000枚に達する、という。
京都になあ、という気がするが、京都という町、案外革新好き、というところもある。ばかデカい駅ビルも、だんだん目に馴染んできた感もある。

駅ビルのアトリウムのガラスを通して、京都タワーが見える。

夜、故あり京都タワーに登った。そこから見た京都駅、高さはまだしも、左右の長さはハンパじゃない。もちろん、この写真からははみ出している。