初宮詣。

孫娘生まれ今日で丁度一か月。昨日、双方のジジババも含め初宮詣に行った。
娘夫婦が近場の神社の中からウェブサイトで選んだ神社、行ってみるととても大きな神社であった。創建は大同2年(807年)、下総一帯の神さまとして1200年の歴史を今に見る、と記されている。
婿殿大張りきり、初宮詣の祈祷を申しこむ。娘が生まれた時には、カミさんの実家の近場の神社へお参りしただけであった。婿殿の生まれた時もそうであった、と親御さんは言う。まあ、時代が異なっているのであろう。しかし、社殿での二人の神官による御祈祷、なかなか良かった。
唱えている文言はさほどよく聞き取れなかったが、「かけまくもかしこき 諏訪の大神 はらえたまえ きよめたまえ まもりたまえ さきはえたまえ、・・・・・」なるものを唱えていた。赤子は途中で泣きだし、我々が頭を垂れている時も、カミさんが立ってあやしていたが。まあ、それはよし。生まれたばかりの赤子、”かしこき云々”なんて言われても、何のことやらわからぬもの。当然だ。
祈祷後わたされた「上」と墨書された袋には、「初宮詣 健育守護」として孫娘の名が書かれた祈祷神璽、いわばお札、お守り、絵馬、デンデン太鼓、おすわさまの略記などが入っていた。

沿道には、大晦日の大祓いのために設えられたのであろう大きな”茅の輪”があった。横の方には、下総の地とは縁が深く、この地を第二の故郷とした小林一茶の句が書かれていた。
     母の分も一つくぐる茅の輪かな     一茶
なお、孫娘の健やかなる成長をとの祈祷を受けたのは、その先正面の社殿の中。外気はヒヤリとしていたが、中には暖房が焚かれていた。
私、どちらかと言えば、神社よりは寺に惹かれるが、神社もなかなかいいものだ。
その後は、柏の日本料理屋で祝いの会。料理も良かったが、感じのいい店であった。時間が相当押したのにもかかわらず。都内の店とはやはり違う。これが本来であろう。
今、向うの方から孫の泣き声が聞こえた。お腹が減ったのか、それともウンチをしたのか。