オープニング、そして飲み会。

古い仲間とのグループ展、今日、初日。
早々に、何人もの方にお見えいただいた。私の同級生にも。
嘗ての美女たちは、今では・・・・・、いや、ちょっと待て、”今では”、ではなく、”今でも”、と書かなければいけない。今でも美しい・・・・・、と。いずれにしろ、ありがたい。嬉しいことである。
嘗ての美女たち、いや、”今でも”、のお姉さま方と、近場のコーヒー屋で暫しのおしゃべりをして画廊へ戻ると、少し遅く来たHが作品の補修をしていた。

Hの作品、床に直に置いた立体作品だ。自然物で構成されている。
レジ袋から黄色い枯れ葉を取り出し、作品の上に置いている。「いや、黄色系の色彩が少し足りないかな、と思って」、と言いながら。
山歩きを常としているH、家には、相当数の枯れ葉をストックしているものと思われる。
前回展の時もそうであったが、Hの作品の色調、会期中、日々変化していくことだろう。
それはともかく、5時からはオープニング・パーティー。
このオープニングには、出品はしていないが古い仲間の連中も駈けつけてくれる。先輩たちのグループの方々も。永年、ロスに住まいし、このグループ展の時にだけ日本に戻ってくるSの夫人も来てくれた。
しかし、今日のオープニングの出席者は、30数人だったか。前回のオープニングよりは、ちょっと少なかったな。いずれにしろ、7時までの2時間のオープニング・パーティー、ワイワイガヤガヤとやる。

ワイワイガヤガヤ、と飲み食いした後の机の上。
ところが、オープニングの片づけが終わった後、駈けつけてくれる仲間もいる。まだ、現役で仕事をしている連中だ。昨年末、チェンマイで、私に王侯貴族と見紛うほどの一週間を過ごさせてくれたTも、すべての片づけが終わった後に着いた。
当然、二次会だ。
二次会まで付き合うのは、20数人だったか。この時間、予約もなしに20数人が入ることができる飲み屋は、昨日の居酒屋しかない。ともかく、だだっ広い居酒屋なんだ。トイレに入ると、ここでの落語家の独演会のチラシが貼ってあった。時には、店で飲みながらの落語会を催しているようだ。
4〜50年前の学生連中、今は、ジジババだが、ワーワーガヤガヤ、二次会でも盛りあがる。
昨日の今日、私は、少し疲れた。二次会がはねた後、失礼し、途中コーヒー屋で少し休み、先ほど帰宅した。
ところが、二次会だけではまだ収まらず、その後、まだ流れた連中もいるようだ。まだ、元気な連中は。
これも、嘗ての美研、美術研究会の一側面。いや、側面ではなく、その本質かもしれない。飲み会の延長で生まれたグループ展だもの。
だから、楽しい。