前祝いの飲み会。

明日から、学生時代のサークル仲間とのグループ展を行なう。
昼すぎに搬入、まずは、アミダクジ。公平を期すため、アミダクジで、各々の展示場所を決める。これは、毎回同じ。

場所が決まれば、各々自作の展示。
各人、作品の大きさはまちまち。全体の統一を取るため、中心線のみ決める。
これが、なかなか難作業。大きな作品の場合は、体力のありそうな者が手助けする。4〜50年になる付き合いだから、こういうところはお互いさま。

私たちのグループ、日本が揺れた60年代に学生生活を送った仲間たち。安保直後から全共闘前後までの10年間。
その前後となると、年代も離れるので、おおよそこの10年間に在籍した連中に限っている。もっとも、前後の年代の先輩、後輩の方々は、それぞれ別のグループを作っている。
連絡を取ることができるメンバーは、50人近くいる。その内、出品するのは、毎回15人前後。

私たちのグループ展、10数年前に始めた。
そのころから、みなで集まっての飲み会が多くなった。いつしか、飲み会ばかりじゃなー、という話が出るようになった。
絵のサークルに入っていたんだから、展覧会でもやろうじゃないか、という話になるのにさほどの時間は、かからなかった。だから、飲み会の延長としてのグループ展となった。
初めは、3年に一度開いていた。その内、2年に一度となった。私たちの年代、ポツリ、ポツリと欠けていく仲間がいる。3年に一度では、待っておられない。故に、2年に一度に。今回は、第5回展。、

4時前、わいわいガヤガヤ、全員の展示が終わった。
その後は、近場の居酒屋で飲み会。噺家にいそうな屋号の店だった。前祝いを兼ねた景気づけの飲み会だ。明日から今週一杯、飲み会が続くことだろう。ジジババの。
なお、わざわざお見えいただくほどのものではないが、もし、近くへお出でになる用がおありの方は、そのついでに覗いていただければありがたい。
場所は、文房堂ギャラリー。駿河台下の交差点から、すずらん通りを入ってすぐ左。三省堂の真裏である。文房堂ビルの前に、「早稲田美研60−70 第5回展」の案内が出ているので、すぐお解かりになる、と思う。
この”60−70”は、1960年から1970年にかけ在籍していた、という意味でグループ名に付けたものである。しかし、今回は、メンバーの実年齢も丁度60から70となってしまった。ウーン、だ。