そろり。

一日おきに医者に行き、点滴を打っている。少しはましになったようだ。しかし、まだ暫くは、この状態が続きそう。医者も、暫く通いなさい、と言う。そうしよう、と思っている。
考えてみるに、元より元気溌剌にはほど遠いし、これからも、そうなることはあり得ないこと。ま、その前提でやらなきゃな、ということで、ブログ、再開しようと考える。気楽に、そろりと。
この間、何人かの方々から、お気づかいのメールをいただいた。感謝します。
ところで、私の住むアパート、大きな建物が何棟かある。敷地内には樹木も多い。この時季、泰山木も目につく。

3週間少し前に撮ったもの。白く大きな花が、浮かんでいた。

こちらは、これから、という蕾。

泰山木、一斉に多くの花を開くということではなさそう。こちらの木には、これからの蕾、やや盛りを過ぎたもの、すっかり変色し朽ちる直前、といったものが並んでいた。

3週間少し前、まだ梅雨のさ中にあった。この日も、小雨模様の日であった。これからという小さな蕾、雨に濡れていた。

泰山木の花、木の上のほうに、ポツリポツリとついている。ある株に近寄り、上のほうを見上げて撮ったら、花はひとつも写っていない。
おそらく、満開の泰山木なんて、ないのじゃないか。そう思える。今でも、ポツリポツリと大きな花をつけているし。

東博本館の正面左手に、大きな泰山木がある。半月ほど前には、花をつけていた。しかし、やはり、あちこちにポツリポツリという状態であった。
それより、下のほうの幹、枝がすべて切られ、その色、形、趣きがあった。

泰山木の花、純白で大きい。マッスじゃない。そのひとつひとつで勝負している、と思われる。
     ロダンの首泰山木は花得たり     角川源義
無頼の息子・春樹は、信長の首を切り落としている。無頼の系譜だ。
父・源義が詠むロダンの首は、何れの首か。花子か、バルザックか。いずれにしろ、セーヌ左岸、パリ7区にある首。