マーケティング。

プリンター、直った。ただし、自分で直したわけではない。
今日、もうひとトライどころか、何度もトライし、10数枚のハガキを無駄にした。詰まったり、出てきても文面が半分切れていたり、という状況であった。「こりゃ、やはりダメだ。ヨドバシカメラだ」と思ったが、フト、メーカーへ聞いてみることを思いついた。
私の話すことを聞いたメーカーの人、こう言った。「キッチンペーパーかメガネ拭きを用意してください。プリンターの後ろにゴムのローラーがありますので、それを拭いてください。そして、刷ってください」、と。言われた通りにすると、アレマ、キチンと刷れた。「どうでしょうか」、と言うので、「チャンと刷れてます」、と答え、礼を言った。
メーカーの人が言うには、ローラーにホコリやゴミが付いていると、ハガキをキチンとつまめなくなるそうだ。で、紙づまりになったり、切れたりするそうだ。
何のことはない。”ほんのチョット”したことではあったが、”どこかが、どうにかなっている”なんてことではなかった。プリンター1台分得した気持ちだ。
それにしても、日本のアフターケアは凄い。しかも、電話は、0120、トールフリーだ。途上国では、こうはいかない。息の長いマーケティングをしている。
私のプリンター、HP・ヒューレット・パッカードだが、この次プリンターを買い換える時にも、HPの製品にするよ。
マーケティングというもの、リサーチやアテンションから始まるが、その究極は、息の長いマーケティング。これに尽きる。その世界から離れて久しいが、改めてそう思った。