沖縄に思う。

ごく単純なことを考える。
日米安保条約は必要か? 9割以上の人は、必要だと答えるだろう。
日米安保は軍事同盟か? すべての人が、そうだと答えるだろう。
日米同盟は抑止力となっているか? 9割5分の人は、なっていると言うだろう。
条約の中に米軍の基地が日本に設置されることが謳われているか? おそらくそうだろう、と多くの人は考えるだろう。
では、米軍基地の3/4は沖縄に置くと書かれているか? そこまでは記載されていないんじゃないか、と思う人が多いだろう。
今日、鳩山由紀夫は、普天間の移設先を辺野古とすることを発表した。オバマにも電話で告げ、反対する社民党党首の福島瑞穂を罷免した。
昨日の全国知事会では、大阪の橋下徹と東京の石原慎太郎を除き、他の知事は自県民向けの発言に終始した。自分のところは十分務めを果たしているとか、自分のところはいやだとか言って。
橋下は、我々はただ乗りしている、と言っていた。そうである。だれが考えても。
石原は、日米安保がはたして抑止力になっているのか、と政府に質していた。慎太郎らしい。しかし、日米安保は抑止力になっている。多くの国民はそう思っているだろう。私も、そう思う。
何をするか解からない窮鼠・北朝鮮のこともあるが、着々と軍事力を増強している中国のこともある。米軍による抑止力は必要だ。
日米安保は必要、抑止力にもなっている、当然のことながら米軍基地も必要である、だが自県に基地を持ってくるのには反対、大阪の橋下を除き、他県の知事はみなそう言っている。
では、普天間の移設先どうするのか。沖縄に、という以外ないだろう。鳩山が軽々に口にした”最低でも県外”、という責任問題はあるが。
それにしても、沖縄独立論、民意を得ないのはどうしてだろう。
江戸時代には、薩摩の侵攻を受け、属領となり、明治に入ってからは、琉球処分で完全に日本へ組みこまれた琉球が。これだけ日本、ヤマトに踏みにじられて。かりゆしクラブ(琉球独立党)を支持する人は1%にも満たない。彼らの主張、やや荒唐無稽なところもあるのだが。
私は、日米安保は必要、抑止力になっている、と考えている。その上で、以前のブログにも書いたが、米軍基地、東京、大阪、名古屋、に持ってくるべきだと思っている。大都市の務めであると。