千鳥ヶ淵の桜。

4日、靖国神社からの帰り、千鳥ヶ淵に回った。
回った、といっても、靖国通りを渡れば、すぐ千鳥ヶ淵。夜、遅くまでライトアップされているし。
お濠端、周りの余計な光が届かないためか、ライトアップされた千鳥ヶ淵の桜花、色の変化に富む。近年は、LED電球も使われているようだ。

靖国通りから、千鳥ヶ淵への入り口付近。

お濠端の道は、一方通行である。帰りは、右側の道を戻る。
この夜、人出は多かった。

お濠の向こう側、皇居、北の丸公園の濠端の桜花は、白く浮き出ている。

千鳥ヶ淵緑道側の桜木は、お濠に向かって枝を伸ばす。
こちら側の桜花の間から、向う側の桜花が、白く透けて見える。

ライトが当たっているところ、そうでないところ、思わぬ色合いが生みだされる。
これが、千鳥ヶ淵の夜桜の楽しみだ。昼だと、こうはいかない。


天に向かって、どこまでも枝を伸ばす桜木があった。満開の桜花を伴って。


千鳥ヶ淵だな。幻想的だ。千鳥ヶ淵以外の、何ものでもない。

この色調、これも千鳥ヶ淵。

こちら側の桜花は、薄紅色。向う側の桜花は、白い色。間のお濠は、漆黒に静まる。
千鳥ヶ淵の夜の桜花、何故にこうも美しいのか。皇居のお濠端にあるから、と言わざるを得ない。