闘志満々。

昨日、パラリンピックでの、日本のメダル目標は10個だが、今日までに取ったのは、大日方邦子の1個のみ、と書いたら、今日、さらに2つ取った。
スキー・アルペン、男女の大回転座位で、大日方が2つ目の銅メダルを取り、回転では失敗した鈴木猛史が、やはり、銅メダルを取った。大日方は、パラリンピックには、もう5回も出ているそうで、これで通算の獲得メダルは、10個になり、冬季大会の日本選手としては、初めての2桁乗せだそうだ。
たしかに、座位スキーは、経験がものをいう競技であるようにも思われる。
先日のオリンピックでは、日本のメダル目標10個に対し、実際に取ったのは、5つ。パラリンピックのメダル目標も10個であるが、まだ上乗せし、オリンピックの5個を上回るのでないか、と思われる。アルペンの日本選手、どうも、強そうだ。
ただ、アイススレッジホッケーで、4強に勝ち上がった日本、予選最終戦の今日は、アメリカにコテンパンにやられた。準決勝は、カナダと当たるそうだから、厳しい戦いとなるだろう。
しかし、パラリンピックに出ている日本の代表選手、手や足を失くした人が多いのだが、勝負に対する意欲は貪欲、みな、闘志満々だ。その意気込み、凄い。
バンクーバーとの時差は、たしか17時間。だから、昨日の結果が、日本では今日になるのだが、おそらく、時差6〜7時間のドーハでは、丁度日本時間の今頃から、クロマグロ問題を討議し始めているのでは、と思われる。ワシントン条約締約国会議での。
今回は、地中海と大西洋海域でのこととは言いながら、日常我々が食べているマグロが、パンダや、ジュゴンや、学校の教科書でしか知らない幻のシーラカンス、などと同じ扱いになるなんてことは、不思議ではある。日本人の感覚として。しかし、アメリカとEUが、モナコの提案に賛成している状況では、日本の主張、非常に厳しい。
ドーハへ派遣されている、水産庁をはじめとする日本の代表団、バンクーバーでのパラリンピックの代表団同様、貪欲な意志を持ち、闘志満々、外交折衝に当たっているのであろうか。
いささか、心許無い感じを受ける。