不思議。

曇り、一時雨。
久しぶりに、連日飲み会のようなもので、遅く帰る。今日も。
今、Webニュースを見たら、ムッソリーニが一時イギリスのスパイだった、という小さな記事が出ていた。ガーディアンの電子版の報道、との由。
第一次世界大戦のころ、1917年のこと。週給100ポンド(現在の価値では、6000ポンド、日本円だと85万円)で、ムッソリーニを使っていた、という。この時、ムッソリーニは、34歳のジャーナリストだった、という。月に350万円、年だと4000万強となる。命の保証のないスパイとしても、高給になるんじゃないかな。スパイの世界、よくは知らないが。
ことスパイに関しては、イギリスという国は、面白いことをやるな、と思う。不思議なことをするな、とも思う。
ガーディアンの電子版など見たことはないが、覗いてみると、トップは、ブラウンが、アフガンへ500人の増派を行うことを決めた、というもの。アフガンへの増派、オバマも今どうしようか、と悩んでいるのに、イギリスは、早々に決めてしまった。
それはともかく(本当は、「ともかく」、という問題ではないが、まあ、ここでは、「ともかく」、として)、ムッソリーニ、スパイ説とは別に、あとひとつ、スポーツ面に、少し不思議な記事があった。
エリクソンが、来年のサッカー・ワールドカップ南ア大会の、北朝鮮からのテクニカル・アドバイザーになってくれ、とのオファーを断った、との記事がある。
エリクソンは、前回、06年のワールドカップでは、強豪イングランドの代表監督を務めた男、名将である。来年のワールドカップでは、メキシコの代表監督を率いるつもりであったが、予想に反し、予選で敗退した為、今年解任された、という。そうは言っても、名将中の名将であるには違いない。
その名将中の名将に、北朝鮮がオファーを出していたことなど、チィーとも知らなかった。北朝鮮が、南ア大会に出ることは知っていたが。それにしても、エリクソンを雇うのは、高いぞ。おそらく、日本代表監督の岡田の報酬などより遥かに高い、と思われる。アドバイザーとは言っても。エリクソンだもの。北朝鮮は、何を考えてるんだ。不思議だ。
一時期よりは良くなっているらしいが、それでも、1〜2ヵ月前の報道では、地方では、十分に食べられない人が、まだまだ多くいる、とあった。エリクソンに高給を払うより、まずは、自国民全てを食わせるべきじゃないか。ワールドカップ(私も、見るのは好きだし、また、面白いが)など、自前のスタッフでやるべきじゃないか。私は、そう思う。
不思議なことだらけで、「不思議の国、北朝鮮」、と言ってもいい国ではあるが、やはり、不思議だ。そうだな、やはり。