同窓会。

晴れ。
学生時代のサークル仲間とのグループ展、今日初日。オープニング・パーティーのあと、二次会に流れ、今、帰る。
出展はしないが、初日にはいつも来てくれる人もいれば、10数年ぶりに会う人もいる。もともと年をとるにつれて増えてきた、飲み会の延長で始まったグループ展であるが、まあ、同窓会だ。
3年に一度の開催から、2年に一度の開催としたが、それでも常連出展者で、今回も出展予定の者の内、一人は9日前に亡くなり、一人は先日から入院中。そういう年代になったんだな、との思いが強い。次回からは、年に一度の開催にしようか、と二次会の席で話すが、二次会に出てくる連中はみな元気で、どうなるか、打ち上げの時まで解からない。
江畑謙介が、死んだ。その顔というか、頭を見れば、ああ、あの人、と解かる人のひとりだった。たしか、20年近く前の第一次湾岸戦争のころから、テレビに出てきた人だったと思うが、兵器のことには、やたらに詳しい人だった。
戦争や紛争が起こる度に、必ずといっていいくらい、テレビ画面でお目にかかった。軍事評論家と言われる人は、何人もいるが、こと兵器に関しては、この人の右に出る人はいなかったんじゃないか。
初めのころは、あの人は、普段何をしてるんだろう。一日中、「ジェーン年鑑」や「ミリタリー・バランス」を読みふけっているのかな。それより、どうして食っているのかな、なんてことも思っていたが、何となく好きな人だった。愛想のない、無機質な話し方も。いかにも、我々の知らないことを、こと細かく教えてくれている先生のような感じがして。兵器の大きさや性能の如何を知ったところで、それがどうした、ということではあるのだが。なんとなく。
今日、北朝鮮が、また射程120キロの短距離ミサイルを発射したそうだが、江畑さんなら、その大きさばかりでなく、その破壊力、弾頭の構成物まで、たちどころに解かったろうな。そんなこと知ってどうなんだ、と言われれば、それまでだが、なんとなく面白い、ユニークな人だった。
今日のタイトルからは、少しズレたが。