新内閣成立。

晴れ。
鳩山内閣発足。
新首相としての鳩山由紀夫の最初の会見は、やはり緊張してたな。しかし、真摯な感じは伝わった。
官邸主導、脱官僚、未知の分野に踏み出す決意、ミスもあるかもしれないが、やり遂げる、との言葉、正直じゃないか。
1年足らずで政権を放り出した安倍、福田、麻生(彼も、放り出したようなもの)の自公政権と異なり、4年間やりぬくぞ、との覚悟は、感じられる。
問題は、国家戦略局と行政刷新会議、見ものだ。
副総理であり国家戦略局担当相の菅直人は、財務大臣の藤井裕久、外務大臣の岡田克也、金融・郵政相の亀井静香、さらに、仙谷由人、その他の大臣と、おそらく、そのうち、バトルを繰りひろげるだろう。が、それも、未知の領域に踏み出す一過程、今後の為にはいいことだ。
前評判に上がりながら、最後まで調整が続いていた長妻昭が、国民の期待どおりの厚労相に落ちついた。一番ホッとしたのは、鳩山由紀夫自身じゃなかったかな。
何事も、攻めるは易しく、実行するのは難しい。長妻も、攻め手じゃなく、実行者としてどれほどやれるのかは、未知数だ。しかし、もし彼が入閣しなければ、明日か明後日に行われるであろう、内閣発足直後の世論調査での新内閣支持率は、10パーセントは落ちたであろうし、入閣はしても厚労相でなければ、5パーセントは落ちたであろうから。
大したことではないが、登院の為、午前3時前、暗い内から、国会正門前に来た新人議員もいたそうだ。開門は、8時なのに。富士登山じゃないんだ。考えが解らん。
また、これも大したことではないことだが、テレビには、鳩山幸さんが何度も出てきた。何日か前の外電では、次のサミットでは、ミシェル・オバマもサルコジ新夫人も鳩山の夫人に食われるだろう、とあった。確かに、そう思う。外国人、いや、西洋人は、あのようなタイプに弱いんだ。
ついでに、もうひとつ、大したことではないことを。国会内での映像で、小泉進次郎が、小沢一郎のところに挨拶に行っていた。小沢は、「オッ、親父さんよりいい男じゃないか」と言っていた。小沢らしい。おそらく、小泉進次郎は、鳩山由紀夫のところにも挨拶に行ったろうが、鳩山は、こうは言えなかったろう。たぶん、「国の為、頑張ってください」とでも言ったのではなかろうか。
小沢と鳩山、性格の違い、持ち場の違いだ。
もちろん、どちらがどう、という問題ではない。それぞれの人間の面白さだ。