瀧口修造と彼が見つめた作家たち展。

今、品のいい人は誰だろうと暫らく考えていた。が、思いつかない。トランプはじめ品の悪い連中のことばかりが思い浮かんで。
しかし、何十年前には何人かそのような人がいた。半世紀ぐらい前に数度見かけただけだが、瀧口修造という人は品のいい人という印象を持っている。痩身、髪はやや長かったような気がする。掃溜めに鶴、という感じがした。
夏前から9月下旬にかけて国立近代美術館で、「瀧口修造と彼が見つめた作家たち」という小規模な催しが開催された。

2階のギャラリー4を使い。

写真やドローイング、書物などに囲まれた瀧口修造。
右側の男。
瀧口修造についてはこの雑ブログ「流山子雑録」でも何度も触れた。
2011年11月から2012年1月末まで千葉市美術館で催された「瀧口修造とマルセル・デュシャン展」についてのこのブログの中で、2012年3月8日に「瀧口修造がいた」と題し瀧口修造への思いを記した。

日本語、英語、中国語、韓国語で記された説明書き。

このようなことが記されている。

ギャラリー4へ入る。

右端の作品は・・・

これ。
瀧口修造≪バーント・ドローイング≫。
バーント・ドローイング、水彩、紙。

瀧口修造≪バーント・ドローイング≫。
バーント・ドローイング、水彩、紙。
紙を燃やし、そこへ彩色する。昔々やったことがある。面白かった、という思いがある。

この右端の作品は・・・

これ。
瀧口修造≪デカルコマニー≫。
デカルコマニー、紙。

これも瀧口修造のデカルコマニー。

これも。
デカルコマニー、絵具を塗った紙などを貼り合わせ開いたもの。
貼り合わし、剥がす、という無作為の工程もあり、摩訶不思議なものを産みだす。

この壁面。

これ。
ドローイング。

瀧口修造のドローイング。
いろは四十八文字を記したよう。少し文字数が足りないが。
明日に続ける。


大谷翔平、大リーグ、ア・リーグの新人王に選ばれた。
メジャーに渡った日本選手では野茂英雄、佐々木主浩、イチローに次いで4人目。
凄い。
大谷翔平、あと数年待てば年俸2、30億円となるのに、その数十分の一の年俸6千数百万円でメジャーへ行った。今年の二刀流の働きならば、年俸35億円に相当するそうだ。
しかし、来期の年俸も1億に満たないらしい。その次の年も。そういう契約でメジャーへ行ったという。
大谷翔平、何といううヤツなんだ。
3年目にはピッチャーとして二桁、」バッターとして3割、ホームラン40本、打点100を成して、その翌年には5年の複数年総額2億〜2.5億ドル(200億円〜250億円)のアメリカ人もビックリの大型契約を成しとげてもらいたい。
それを見届けることは難しいが、そう願っている。


大相撲九州場所、初日は見たが、昨日今日外へ出ていてまともには見ていない。
ひとり横綱である稀勢の里が、初日から3連敗となっている。
休場云々ということも出てきているが、果たしてそれでいいのかという問題もある。
稀勢の里の今のていたらくに、おそらく白鵬は笑っているであろう。
二場所連続優勝の規定を曲げて、稀勢の里を横綱にしたのは横審である。日本人横綱を何とか、と。無理があったんだ、初めから。
横審、責任をとる必要があろう。
横綱という特別な場・ステータスを守るためにも、稀勢の里にはいつまでも甘いことを言っているワケにはいくまい。
残念ながら、横綱の地位、稀勢の里には荷が重すぎたか。