雪の里アート巡り(6) まつだい郷土資料館。
信濃川から宿へゆっくりと歩いた。何人かの人が私を追いこし遠ざかっていった。しかし、薄暮の町中には人の姿は驚くほど少なかった。宿も静か、夕食時にも誰にも会わなかった。
翌日、ほくほく線で十日町の次の駅・まつだいへ行く。
北越急行ほくほく線、第3セクターの鉄道である。開業は1997年、わずか20年前である。六日町から犀潟までの59.5キロを走る。その内の68%がトンネルである。長いトンネルは5つあるが、最も長いののは10000メートルを超えるトンネル。幾つもの山をくり抜いて電車を走らせている。しかも雪国、厳しい状況の中を走っている。
北越急行ほくほく線、六日町から犀潟まで12駅がある。が、駅員がいる駅は、始発、終着駅の他は十日町駅のみ、他の駅はすべて無人駅である。
ほくほく線、2両連結であるが、降りる時には前の車両の一番前、運転手の横から降りる。この運賃箱に料金を入れ。バスと同じである。
ところで十日町駅から次のまつだい駅まで一駅であるが、その距離は13キロある。この感覚は、バスとは異なる。その間、6キロを超える薬師峠トンネルがある。文字通り、山の中を走っている。
まつだい駅のホーム。線路には雪がない。
ほくほく線、駅近辺の線路にはさまざまな融雪装置、融雪の仕掛けをしているそうだ。水を使ったり、分岐器の近くには熱風ヒーターを使ったり、と。
まつだい郷土資料館へ出るにはこのような道を辿る。
コンクリート打ちっぱなしにガラスの窓。
<ECHIGO TSUMARI ART FIELD 2017 WINTER>の文字がガラスに記されている。
ガラス窓の外。
この時には気がつかなかったが、ボーと写っているのは草間彌生の≪花咲ける妻有≫。雪の中に埋もれている。
コンクリの窓。
外は雪の世界。
何度かコンクリートの壁を折り返す。
直島のベネッセアートサイト、李禹煥美術館の安藤忠雄によるアプローチを思わせる。
窓の外は雪。
駅からのコンクリートの通路を抜けると、目の前にはこの建物。まつだい郷土資料館。
木造、大きな建物である。
その正面。
このような資料館。
入る。
こういう場。
囲炉裏があり・・・
鉄瓶が煮えたぎり・・・
私も焼いた餅をふるまわれた。
この人は、竹細工を納品に来ていた。
うしろは・・・
このような」ものが。
このようなものも。
こういう企画展もやっているのだが。
このようなものが。
雪国の暮らし。
これも。
語らいの場の上はこう。
これも。