今年の桜(4) 直島の桜。

宇野からフェリーで20分、ベネッセのアートサイト・直島に着く。瀬戸内国際芸術祭2016、3年に一度の瀬戸内トリエンナーレ春の部が今月17日まで開かれている。
直島、小さな島である。そうは言っても島は島。が、桜木は驚くほど見かけなかった。3月30日の昼前から翌31日の夕刻までいたが、その間に見た地に生えている桜木はわずか4本であった。

その一本はこれ。
本村エリア、家プロジェクトの「南寺」の脇にある。花はポツンポツン、こういうのを1分咲き、と言うのであろうか。
なお、後ろの建物・南寺は、安藤忠雄の設計。
直島には、安藤忠雄の痕跡、あちこちにある。

ベネッセ美術館エリア内、地中美術館へのアプローチ横の桜木。多くの花をつけている。
そんじょそこらの桜木と同じような桜木。が、直島では大きな桜木である。

本村の町中には、幾つもの生け花が。それには満開の桜の枝が活けられている。郵便局の前のこの生け花にも。

これにも。

これにも。
生け花の右手には、3匹の犬がいる。大中小の木彫りの犬、趣深い。

草間彌生の黄色いかぼちゃへの手前右手に、何やら小さな桜木が見える。

近寄る。
若いお嬢さん、小さな桜木と背比べをしているよう。その先には瀬戸内の海。