長丁場の大芝居、幕が上がる。

世界市民にとって、たとえその選挙権は持っていないにしろ、アメリカ大統領選は他人ごとではない。
今日、11月8日の大統領選に向けての長丁場の大芝居の幕が上がった。初っ端を切るアイオワ州での党員大会。
NHKのニュースには、米ABCのニュースが流れた。

ABCのキャスター、ジョージ・ステファノプロス、共和党の党大会の結果をこう伝える。
ステファノプロスもその面貌、少し年取ってきたか。

保守強硬派のテッド・クルーズ、好き放題わめき散らしていたドナルド・トランプを抑えた。
最悪の事態だけは免れた。
しかし、テッド・クルーズ、その立脚点はティーパーティーに支えられたもの。世界市民にとっては問題がある。私は、3位につけたマルコ・ルビオに期待する。

次いで、民主党の党大会では、こういう状況となっている。

ほっぺたに”バーニー”のワッペンを貼りつけたこの男、そのリンゴのほほから10代前半にも思える。
しかし、党員大会に出ているのだから20歳前後なのであろう。74歳のバーニー・サンダース、若者からの支持が高い。本命と言われたヒラリーに肉薄している。

そのヒラリー・クリントン、勝利宣言をする。
しかし、その得票率は、ヒラリー・クリントン49.9%、バーニー・サンダース49.6%。コンマ何%の差。

共和党3位につけたマルコ・ルビオ、こう語っている。
実は私も、そう思う。
共和党候補が勝つ、と。マルコ・ルビオが勝つ、と。民主党の候補が、ヒラリーになろうとバーニー・サンダースになろうと。
ヒラリーには、最後まで国務長官時代の私用のメルアド問題が爆弾としてついて回る。民主社会主義者と称するバーニー・サンダース、民主党内では支持を集めても、民主、共和ないまぜになった全国区では、多数の票を集めるのは難しかろう。
ならば、ティーパーティー基盤のデッド・クルーズや、クレイジー・ドナルド、ステューピッド・トランプのドナルド・トランプよりはるかに真面なマルコ・ルビオが世界国のリーダーとして許容できる。
44歳と、バーニー・サンダース、ヒラリー・クリントン、ドナルド・トランプといった70歳前後の連中より、断然若いし。

今日、幕が切って落とされた長丁場の大芝居、世界市民にとっては、こういう大団円で幕を下ろすのがベストじゃないかなー。