花見で一杯、月見で一杯。

今年の桜、開花が早い。いつの間にやら、あちこちの桜、満開となっているらしい。
3時半過ぎ、この近所の桜と言えばここ、という小さな丘へ行った。

咲いている。

小さな丘へ上がる。
上空、すべて桜花で覆われているものではない。ここは5〜6分咲き程度か。

下を見ると、桜花の中、ロングヘアの女性がショートヘアの女性を被写体にしきりにシャッターを切っている。
ウイークデーの夕刻、犬の散歩の人以外さしたる人のいない小さな丘、共に白い服の若い女性2人、嫌でも目に着く。

80数段の石段を登り、その小さな丘を降りてきた。が、白い服を着た若いお嬢さん2人、まだ写真を撮っている。
失礼にならぬよう、アップとせず写真に収める。この程度に。

すぐ近場、歩いて4〜5分の公園へ行く。
こちらの桜は満開であった。

このように。

満開の桜木の下、女の子が走っていく。

この男の子は泰然自若、ゆったりと歩いていく。
私はバス停へ行く。
バスで5〜6分、5時前からやっている居酒屋へ行くために。花・桜を見た。だから、花見で一杯、をしようと考えた。
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少し飲み外へ出た。時間はまだ6時前。
このあたりの街路樹は桜。いずれも満開。
その桜花の間に白い月が見える。今日の月齢は9.71。6時前の明るい空に、上弦の月が登っている。花見で一杯に加え月見で一杯も、と考える。
戻るバスの中、うつらうつらとし、あやうく乗り過ごすところであった。
家に戻り、うつらうつらとしながらの月見で一杯。