猿の惑星・新世紀(ライジング)。
昨日の”ルーシー”は、318万年前の猿人の名でもあるが、『猿の惑星・新世紀(ライジング)』に出てくる2020年の猿(ape、エイプ)は、凄い知能を持っている。
「ヒトの世紀が終わろうとしている」ってどういうこと?
猿インフルエンザの蔓延で、地球上の大部分の人間が死んじゃったんだ。サンフランシスコの一画に、かろうじて生き残った人たちがいる。しかし、だんだん資源が切れていく。電力も無くなっていく。郊外の発電所を修理しなければならない。
発電所へと向い森に入っていく人間。そこで猿と鉢合わせする。森は猿のテリトリーなんだから。人間・人類と猿の対決か?
人間・人類のリーダーはマルコム(ジェイソン・クラーク)、猿・エイプのリーダーはシーザー(アンディ・サーキス)。猿のシーザー、人間のマルコムとコミュニケーションをはかることができる。言葉を交わせるのだ。丁度私程度の会話力。しかし、それで十分コミュニケートがはかれるんだ。
シーザー、力もある。知性もある。カリスマ性もある。猿族(エイプ)を率いるリーダーとして申し分ない。しかし、腹心のコバには、シーザーのふるまい、人間に融和しすぎる、とうつる。コバ、過去に人間に傷めつけられたことがあるんだ。人間・人類への不信感は拭いされない。
人間・人類側でも、マルコムのような理性的な男ばかりではない。「我々は銃器を持っている。これで猿どもをやっつける」、という男もいる。
人間と猿が争い、・・・・・となり、で、「ヒトの世紀が終わろうとしている」、となる。
監督は、マット・リーヴス。
私は、前作・『猿の惑星・創世記』は観ていない。
でも、猿たちのリアルな動き、表情、感情、進歩したモーション・ピクチャがあったればこそ可能となった映像である、ということ。テクニカルなことは知らず、たしかにそうであろうな、とは思う。
でも、そんなことはどうでもいい、とも思う。
人間・人類と猿との戦い、勝つのはどっちだってことには興味はない。私には。
しかし、戦いは無くならない模様。続く。
顔を寄せ合うマルコムとシーザーの心中、いかばかりであったであろうか。
ノーベル物理学賞に日本の3人の学者が選ばれた。嬉しい。
青色発光ダイオード(LED)の発明によって、ということらしい。
京大がらみは今まで何度もあるが、今回の受賞者、名古屋と共に、鹿児島県とか、愛媛県とか、徳島県とか、静岡県とかと繋がりがある学者。これらの県の人たち、みな喜んで当然だ。ノーベル賞を取った人と同じ県にいたんだ、と言って。
それにしても日本人、何年かに一度ノーベル賞を受賞する。ふんぞりかえることはないが、少しはえばっていいんじゃないかな。
学者の皆さまに感謝しつつ。