難しい、原発。

日中、上野の東博へ行っていた。

今日は金曜、8時の閉館まで東博にいた。途中、敷地内のレストランで食事もし、ほぼ半日。
その後、安い居酒屋で少し飲み、電車に乗った。と、電車の中で、同じ集合住宅に住む人に会った。
大手の建設会社に勤める人であるが、1〜2年前からは福島第一原発に派遣されている人である。初めの内は、その会社が持っていたアメフトのチームが、持ちこたえられずクラブチームになってしまった話をしていた。
が、その内、原発の話になった。
最寄の駅に着いた。
「知り合いの飲み屋がある、そこで少し飲みましょう」、と誘われた。そこでも、原発の話は続いた。
「廃炉云々、いろんなことを言う人がいます。正論でしょう。しかし、原発をなくして、日本は成り立ちますか」、と大手建設会社から福島第一原発に派遣され、週末に家に帰ってくる人は言う。
このところの小泉純一郎の”原発やめるべし”、のことも俎上に上げる。「そういう意見も、そうではあるでしょう。でも、原発をやめて2〜30年後、日本は立ちゆきますか。ロシアや中国、北朝鮮、韓国、これらの国々とどう対抗していけますか」、と週末で福島第一原発から戻ってきた人は言う。
「それはそれで、まあ、いいじゃないですか」、とはとても言えない。原発の問題、とても難しい。
直球勝負の善良な人と飲み、帰宅遅くなった。
だから、関西歩き、今日はお休みとする。