ユリノキ。
東博本館裏の庭園の色づきは今ひとつであったが、こちらの方はピタリであった。
本館前のユリノキである。
北アメリカ原産の落葉樹。
ンッ、少し盛りを過ぎているかな。落葉しはじめている感じあり。でも、美しい。
小さな説明板には、こう書いてある。
<明治8、9年頃渡来した30粒の種子から育った一本の苗木から、明治14年に現在地に植えられたと言われる>、と。
だから、東博は、<「ユリノキの博物館」、「ユリの館」などと言われる>、とも。そう呼ばれていること、あまり聞かないんだが、それはよし。
ともかく、とても大きな木である。とても立派。東博のシンボルであることには変わりない。
幹の部分。太い。周りの人たちと比べれば、その大きさよく分かる。
こちらは、高〜いところ、先端部。
黄葉したユリノキの葉。
ユリノキ、その葉の形から、半纏木とか、奴凧の木とか、軍配の木とも呼ばれるそうだ。
角度を変えてこちらから。
ユリノキ、強くはない晩秋の陽を浴び、柔らかく輝やく。美しい。