シーテック 2012。


「マッスルスーツ」というものがあった。
介護を必要としている人の動きを補助したり、健常者の場合には、肉体労働の姿勢補助、筋力補助に役立つ。これを装着すれば、50キロ程度のものも簡単に持ち上げることができる。

マッスルスーツには、右側の腕と腰補助用のものと、左側のやや簡便化された腰補助用のものとがある。スーツと言うには、まだモロ道具という方が当たっているが、力は発揮する。
東京理科大工学部の小林研究室と、KOAという企業のコラボである。圧縮空気を利用した人工関節、と言ってもいいかもしれない。少し乱暴に言えば。

後で、小学4〜5年の男の子もチャレンジしていた。チャレンジャーには、もっと小さな女の子も出てきた。それはそれなりにマッスルになる。大したものだ。

右下の女性が、台所にあるようないろんな器を叩いている。右上の方には、小さなセンサーがある。と、左上のモニターから音、音楽が聴こえる。センシングなんだ。

Kinect Music System、どういうことだかよくは理解できないのだが、どこか面白い。ROHmというこの企業のしていること。

ROHm、こういうこともしている企業。
村田製作所と同じく、キーテクノロジーというカテゴリーのセクションに出展している。
どうも、今の、ITやエレクトロニクスの世界では、センス、センシングということが、とても大きな可能性を秘めている、と思われる。
何となく、そういうことが、私にも解かる。

こういうブースがあった。
TOSY、と出ている。聞いたこともない名である。
mRoboとも書かれている。正面のモニターには、ポータブルスピーカー、変型ロボット、プロダンサーの文字が見て取れる。なんじゃここは、と思いブースに近寄り、話を聞いた。
ベトナムの企業だという。ベトナムの何処か、と聞くと、ハノイだという。ロボットの玩具を造っているという。来年には、日本でも売り出したい、と考えているという。ハノイから来たという滑らかな日本語を話すその女性、なかなかの美形であった。

ベトナム、昔から美人の産地として知られている。ハノイは知らず、ホーチミンは知っている。スレンダーな美人が多かった。
このブースには、何人ものベトナム美人が来ていた。この人もそのひとり。
ところで、この前に並んでいるロボット、来年ぐらいから売り出すということだが、その値段を聞いてみた。
日本語を話すハノイ美人、5000円程度と考えている、という。5000円って、6〜70ドルぐらいだよ、と私は言った。そうです。そのぐらいの値段で売り出したい、と考えています、と返ってきた。
ずいぶん安いんだ。ディスコロボットとか、ハイテクダンサーとか、と謳っているのだけれど。

ハノイから来たベトナムの技術者、舞台上のロボットの調整をしていた。
お腹のところのスピーカーから音が出て、それに合わせてダンスする、というロボットにすぎないのだけれど。ムラタセイサク君に比べれば、やけに単純なロボットである。
でも、しかし、見た目、その容姿は、ムラタセイサク君を凌駕している。
それはともかく、これからのベトナム、伸びるぞ、きっと。
シーテックのこと、もう少し、と思っていたが、眠くなってきた。明日以降とする。